世界最小国バチカンはなぜローマの中にあるのか

 

5週間に及ぶ一人旅、最初の目的地はバチカン市国。

 

東京ディズニーランドよりも面積が小さく

世界最小国として知られるバチカンですが、イタリア・

ローマの中に位置しているため、イタリア人にはローマの一部

という感覚のようです。

 

実際、パスポートも要らず、塀で囲まれた敷地に入ったらバチカンです。

 

『なんでローマの中にバチカンがあるの?』

 

元々バチカンはサン・ピエトロ大聖堂を含むローマに加え、

かなり大きな領土を持っていたそうです。

 

しかし、イタリア国に徐々に領土を奪われ、

ついに大聖堂までもイタリア領土とされそうになった時、

そうはさせまいと当時の教皇が大聖堂に引きこもり抵抗しました。

 

そしてこの状態 ( ローマ問題と呼ばれる ) がなんと

50年以上続きます。

 

カトリックの総本山である大聖堂はイタリアだけでなく、

世界中のカトリック信者にとって最も重要な場所です。

このままではイタリアとしては立場がありません。

 

そこでイタリアはローマ問題を解決すべく、和解に臨みます。

 

当時まだバチカンのものであったローマを含む多くの土地を

イタリア領土とする代わりに、バチカンを独立国家として認め、

カトリック教会の特別な地位を保証するという交換条件により、

和解に至ったそうです。

 

ローマは元々は大きな国家だったんですね。

 

今ではローマからバチカンに気軽に訪れることができるようになり

とても良い関係に見えます。

 

バチカンで外国人観光客が入れるのは、サン・ピエトロ大聖堂、広場、

バチカン博物館 (美術館) のみなのですが、全て見て回るには1日掛かりです。

朝から閉館までゆっくり楽しめます。

そしてどこを見てもため息が出るほど素晴らしいです。

 

世界最大級の博物館の中で、一番の見所は地図の間

長い廊下のような部屋の両サイドには鮮やかなブルーの地図が並び、

天井は一面絵画と装飾が施されています。

この空間が一番好きでした。

 

そして大聖堂の展望台からの眺めも見逃せません。

この時期、行く先々で土砂降りに遭い、この日も朝からずっと雨でした。

ですが展望台に上がると光が差し、霧雨の中、大きな虹が現れました。

バチカンでの一番の思い出です。

雨も悪くないです。