Resin Art: レジブラストって何?

resi-BLAST (レジブラスト)という言葉を聞いたことがありますか?

海外では結構有名なのですが、レジブラストについては日本ではまだ一度もその言葉を聞いたことがありませんし、質問をいただいたこともありません。

日本語で検索しても出てきません。

現在のところ、日本では販売もしていないですし、海外のオンラインショップでも日本向けには販売していないので手に入りにくいです。

レジブラストはいろんな成分が混ざっているのですが、おそらく引火性があるなど危険物に該当するのだと思います。

 

海外のレジンアーティストが使っているのをよくYouTubeで見かけるので、もしかしたら皆さんの中にも、あれは何だろう?と思っている方がいらっしゃるかもしれません。

レジブラストというのはおそらく元々はあるメーカーの商品名だったのだと思うのですが、現在では他メーカーが製造しているものもレジブラストという名前が付いています。

 

レジブラストというのはレジンアート専用に作られた無色透明な液体です。

こちらです。

油のようなヌルヌルした感じととろみがあります。

これは、ただのマーブル模様になりがちなレジンアートで、簡単に面白い模様ができる不思議な液体なんです。

どんな模様かというと、水面に液体が落ちた時に広がる波紋のような動きのある模様ができます。

大きなセルのようにも見えます。

普通にマーブルにするより波のようなより立体感のある動きが現れる時もあります。

使い方としては、レジンアートを制作中のレジンの硬化が始まる前、つまり描いている時に、必要な分のレジブラストの雫を垂らします。

すると、垂らしたところを中心にどんどんレジン上にレジブラストの波紋が広がっていきます。

上の画像では特に白いところがレジブラストの反応が良く分かります。

 

ホワイトはレジブラストの反応がよりはっきりと現れるカラーであり、レジブラストのメーカーとしては、ホワイトを含む2、3色のカラーレジンと使用することを推奨しています。

 

レジブラスト一滴でも15cm前後広がり、大きなセルのようになります。

小さなセルにしたい場合はスプレーボトルに入れて吹きかける、と製品に記載がありますが、かなりとろっとした液体なのでちゃんとスプレーできるのかは、やっていないのでまだわかりません…。

 

YouTubeで”resiblast” と検索するとたくさんの動画を見ることができます。

 

とても綺麗な模様が簡単にできて人気があるのですが、欠点もあります

 

一番の問題点としては、おそらく何かのオイルが混ざっているのか、油が浮いたような仕上がりになります。

レジンとオイルは相性が悪いので、レジブラストを使用した部分はレジン表面が少し凹み、そこに油のようなヌルヌルした虹色に反射する液体が浮きます。

下の写真で○で囲んでいるところは油のような浮きが見られる箇所です。

この油のような液体は硬化後に拭き取ることができますが、アルコール液などでかなり入念に拭き取る必要があります

また、レジン表面に凹みができやすいので、硬化後に更にトップレイヤーを重ねる必要がありますね。

レイヤーを重ねる前には、アルコール液で拭き取るだけではなく、サンドペーパーなどで表面を削ることをお勧めします。

十分きれいに拭き取ったつもりでも実際にトップレイヤーを重ねてみると、油のような液体が浮いてくることがあります。

正直、手間もかかりますし面倒くさいです。

 

もう一つ欠点をあげるとすれば、ボトルのクオリティーの低さです。

私はロンドンに住んでいる頃にレジブラストを購入し、帰国時に持って帰ってきました。

購入後、商品を開封せずに、ビニール等で何重にも包んでスーツケースに入れました。

帰国後に確認すると、各ボトルの半量くらいがビニールの包みの中で漏れ出ていました。

製品のボトルの造りが粗悪で、ボトルを立てた状態じゃないと(ボトルを寝かせた状態だと)、中の液体がたくさん漏れ出てしまうようです。

海外からお持ち帰りの方には、密閉できるボトルに入れ替えることをお勧めします。

 

欠点はありますが、セルが作りにくレジンアートでも、誰もが簡単に模様ができる面白い商品です。

レジブラストは残念ながら日本ではまだ手に入りませんが、YouTubeで見るあの液体は何なのか?と不思議に思う方が多いのではないかと思って書いてみました。