フルイドアートの種類 : Fluid Art は大きく分けて3種類ある

 

2018年にはフルイド (フルイッド) アートが徐々に日本でも知られ始めてきました。

 

ですが残念ながら、

フルイドアート = フルイッドアクリリックアート

と思っている方が多いようです。

 

確かにやっている人が多いのと誰でも気軽に始められるので、フルイドアートの中では

フルイドアクリリックアートは最も有名です。

 

ですが、フルイドアートは大きく分けて3種類あるんです。

( 海外ではフルイドアートが ” フロウアート “と呼ばれることもあります。)

 

フルイドアートはミックスドメディアアートの一部なのですが、

このミックスドメディアアートというのはアートの中でもかなり広範囲になります。

 

現在フルイドアートとされているアートは、大きく分けると

 

– フルイドアクリリックアート

– アルコールインクアート

– レジンアート

 

3種類です。

 

Marble & Waves の最初の (下記) 記事でも詳しくご紹介させていただいていますが、

それぞれメインとなる材料が違います。

Fluid Artを始める前に種類を知ろう

 

この3種類の中でもフルイドアクリリックアートは、様々な呼ばれ方があります。

 

日本ではフルイドアクリリックアートのことを

” ポーリングアート “ と呼ぶ方もいますが、

これは ” 注ぐアート “という意味なので、

レジンアートにもアルコールインクアートにも該当します。

 

つまり、

フルイドアート = フロウアート = ポーリングアート

ということです。

探せばもっと他の呼ばれ方もあると思います。

 

そして、フルイドアクリリックアートにもただ単にたくさんの名前があるだけではなく、

どのようにメディウムを注ぎ描いていくかによって、さらに種類分けされています。

 

例えば、” ダーティーポア “ 。 これは注ぎ方の種類です。

そして、” スワイプ “ 。 これは技法の名前ですね。

 

フルイドアートはまだまだ新しいアートの分野ですし、特に決まった名前もルールも無いので

これからどんどん新しい種類や名前が増えていくと思います。

 

日本人としては、たくさんの別の名前が出てくると、それがどれに該当するのか分かりにくいですね。

ですが現在は基本的に3種類あるということを知っていれば、理解しやすいと思います。

 

日本ではフルイドアート自体が ” ヒーリングアート “ と呼ばれていたりもするようで面白いですね。

 

日本人アーティストがそれぞれ新しい名前をつけているのだと思うので、今後も、

日本だけでの新しい呼び名もいろいろ生まれそうです。

 

1年前には日本でこんなにたくさんの呼ばれ方をされるようになるとは予想していなかったので、

驚いています。

フルイド (フルイッド) アートが日本でも知られてきているということで嬉しいですね。

 

Alcohol Ink Art: アルコールインクとキャンバスの相性は?

キャンバスに描いたアルコールインク アート作品です。

 

アルコールインクでキャンバスに描いたのは初めてです。

実験でした。

アルコールインクアートでは表面張力を利用して描くため、

基本的には防水紙であるユポ紙を使用します。

しかしキャンバスの表面もよく見ると少し撥水性のありそうな

質感なので、もしかしたらイケるかも?と思い

今回実験しました。

ちなみに使用したのは100均のキャンバスです。

差はほとんど無いかもしれませんが一応、アルコール濃度の

低い ( 100%のアルコールと比較してやや揮発性の低い )

消毒用エタノールを使用しました。

結果的には予想通りだったのですが、十分描くことは

できますが、やはりキャンバス地にインクが早く吸収されてしまう

のでアルコールインクアートならではの表面張力を活かしたアート

という感じではありませんでした。

そして、ユポ紙なら少し失敗しても直しやすいのですが、

キャンバスは直しが効きません

また、アルコールインクアートならではの技法、

描いた上からアルコールの雫を落とすとできる水玉模様が

綺麗に出来ません

 

ユポ紙の場合ははっきり綺麗な丸い輪郭の水玉模様ができる

のですが、キャンバスでは輪郭のぼやけたいびつな水玉

なってしまいました。

この画像では拡大して水玉が見やすいかもしれませんが、

遠目には大きな水玉しか見えません。

個人的にはそれが一番の問題点でした。

逆にそれさえ無ければデザインによっては全然キャンバス

でも良いかもと思うくらい、

インクの発色はユポ紙同様とても綺麗でした。

ユポ紙ではアルコールインクが乾いた後のインクのテカテカ感

が気になるので、フレームに入れたりコーティングをする必要が

あります。

ですがキャンバスの場合はインクのテカテカ感は全くないので、

コーティングせずにそのまま飾りたいという方には良いのでは

ないかと思います。

あ、今まで触れたことがありませんでしたが、

アルコールインクアートは、インクなので油性ペン同様

日に当たったりすると退色しやすいです。

なので飾る時には、せっかくの作品が色褪せないために

直射日光のあたらない室内をおすすめします。

 

– 追記 –

ジェッソコーティングされたキャンバスの使用をおすすめしているアーティストさんがいましたが、

見た目はやはりユポ紙に描くのとは違い、100均のキャンバスと大差はないように感じました。

 

使用したアルコールインク

– Copic Various Ink (コピック バリオスインク) の Light Hydrangea

<B63>

– Copic Various Ink (コピック バリオスインク) の Iris <B79>

– Copic Various Ink (コピック バリオスインク) の Napoli Yellow

<Y19>

– Copic Various Ink (コピック バリオスインク) の Cool Gray No.10

<C10>

– Jacquard Piñata (ジャカード ピニャータ) の Rich Gold

ユポ紙 を使う場合は厚手(250GSM)のこちらがおすすめです。

 

 

 

フルイドアクリリック: セルができない?

今回は久しぶりにフルイド アクリリックについて。

 

今までに何度かブログ読者の方から、

『セルができないんです』

とご相談をいただくことがありました。

 

私も最初はセルが出なかったり、点のような小さなセル

しか出ず、悪戦苦闘しました。

セルが出ない場合の原因はいくつか考えられます。

 

1: シリコンオイルを使用していない、または

    シリコンオイルの純度が低いものを使用している。

 

シリコンオイルはフルイドアクリリックに欠かせないもの。

 

私は必ず純度100%のシリコンオイルを使用しているのですが、

代用できるものもいろいろあります。

アロマオイルヘアオイルなど….

身の回りにある様々な商品で代用可能です。

 

ちなみにこちらのヘアオイル、OGXというブランドのもので

ココナッツオイルとココナッツミルクを含むのですが、

セルが出来ると海外アーティストの間では有名です。

しかしオイル系の商品であればなんでも使用できるという

訳ではありません。

例えばベビーオイルで試したことがありますが、あまりセルが出来ませんでした。

 

アロマオイルやココナッツオイルのヘアオイルなら

必ずセルができるというわけではなく、

それぞれの商品には不純物が混ざっているため、

どの商品がフルイドアクリリックに向いているかは、

やってみないと分からないのです。

 

自転車のチェーンなどの潤滑油として使われたりする

シリコンスプレーもありますが、それらも沢山の不純物が

入っています。

スプレーをカップなどに噴き出してみると無色透明ではなく、

黄色や茶色をしているものが多いです。

 

 

2: 水の量が少ない

 

水の量が少ないと、絵の具が重くてセルが表面に出てこれず

セルが出来ない、またはセルが少なくなります

 

メディウムはとろとろというよりは、結構さらさらで大丈夫です。

絵の具とポーリングメディウム、水を混ぜ合わせながら

とろみを見て水の量を増やしてみてください。

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。

もちろん絵の具の量に合わせて、メディウムの量も調節

してくださいね。

しかし水の入れすぎには注意してください。

水を入れすぎると色同士が混ざりやすくなります。

色が混ざって汚い色になってしまったりします。

 

以上が、私がパッと思いつく原因です。

 

更にガスバーナーガストーチヒートガンをお持ち

の方は是非使ってみてください。

 

熱を近づけることによって、セルがたくさん増えます

更にメディウム内に入った気泡を追い出すことが出来るんです。

 

なので、セルを増やしたい、作品のクオリティーを上げたい

ということであれば、これも欠かすことが出来ないプロセスです。

( 熱の近付けすぎにお気をつけください。絵具の表面が焼けてしまいます。)

作品の表面にセルがどんどん増える楽しい瞬間なので、是非やってみてくださいね。

ガストーチは楽天で購入できます。

 

ガスバーナーは楽天で購入できます。

ガストーチのリフィル (ガスの補充) 方法

 

さて、以前ガストーチの利点についてはご紹介しましたが、今回は

ガストーチのリフィル (ガスの補充) 方法を簡単にご説明します。

 

ガストーチの利点についてはこちら↓

ガストーチのすすめ

私も購入するまではリフィルの仕方を知らず、それが購入を躊躇する原因でした。

なので、どれだけ簡単にリフィルできるのかを説明していきますね。

 

購入したガストーチには説明書がついてこなかった為、DIYショップのお兄さんに

リフィルの仕方を見せてもらいました。

それをそのままご紹介します。

 

まず必要なもの、

左の缶がリフィル用 (補充用) ガス、右がガストーチです。

 

リフィルの際に液体が漏れることがあるので、ティッシュタオルを用意しておくと良いです。

 

そして必ず換気をしながら行ってくださいね

 

まず、リフィル用のガスなのですが、普通の噴射スプレーのような頭のものではなく、

写真のもののように頭が細い管になっているものを選んでください。

 

そして、補充前には必ず缶をしっかり振っておきましょう

 

それでは早速ガスを入れていきます。

私の使用しているガストーチは台座が付いているので、台座から抜きます。

 

そして上の写真のように、リフィルの頭の管の部分をガストーチ下にある小さな穴に差し込みます

それだけで、もうガスは補充されていきます。

何度かに分けて、シュー、シュー、シューと差し込みます。

 

すると、液体がポタポタと漏れてくるので、それはもうガスが満タンですよ、という合図になります。

漏れた液体はタオルなどで拭きとってくださいね。

 

補充したら、少しだけ (30秒〜1分くらい) 放置して、それから使用し始めます。

補充したての最初は火力が安定しないかもしれませんが、しばらくすると落ち着いてきます。

 

以上でリフィル完了です。

 

私はこのガストーチが気に入って日本に持ち帰りたいと思っていたのですが、

危険品に該当するため、残念ながら持ち帰ることはできませんでした。

( 航空会社や国際宅配便に問い合わせましたが、ガスを抜いたガストーチでも不可とのことでした。)

 

ガストーチを使用する時にも、換気をしながら安全に使用してくださいね。

 

ガストーチは楽天で購入できます。

 

リフィルしなくてもいいガスバーナーはこちらで購入できます。

ガストーチのすすめ

 

今回は私がフルイッド アクリリック アートで使用しているガストーチ (ガスバーナー)

をご紹介します。

 

左の缶が補充用ガス、右がガストーチです。

 

なぜフルイッド アクリリック アートにガストーチを使うのか。

 

使わなくてもセル ( = 細胞像の模様) は出来ます。

(セルが全く出ない / 数えるほどしか出ない時は、

メディウムのレシピの問題であることがほとんどです。)

 

ですが、ガストーチを使ったらもっと大きくて多くの

セルを出すことができます。

 

熱によって反応しているので、実は熱いものであれば

ガストーチでなくても大丈夫です。

( 燃やしたり炙っているわけではありません。)

ヘアドライヤーや、ヒートガン (ヘアドライヤーに似ていますが、

さらに高温、熱のみで風は出ません) を使用している人も多いのですが、

私はガストーチがお勧めです。

 

ヘアドライヤーですと温度が低いため反応しにくいです。

さらに風が出るので、絵の具がヨレやすく作品が台無しになってしまいます。

風によって絵の具の表面だけが先に乾いてしまうので、そのあとにキャンバスを傾けたり

しても流れ ( 変化 ) を加えることが難しくなります。

なので私はヘアドライヤーは使いません

 

ヒートガンとガストーチのどちらを購入しようか悩みました。

ヒートガンの利点としては、リフィル (補充) しなくて良いという点、

そして電気なので比較的安心という点です。

 

最終的にガストーチを選んだ理由は4つ。

 

1:高温である。

2:小さくて軽い。

3:コードレスなので、コードが作品に当たってしまう心配がない。

4:静か。

 

特に、コードレスであることは大きな決め手です。

コードを気にしながらトーチするストレスが無いですし、作品にコードがあたるリスクを回避できます。

 

そして、ヘアドライヤーとヒートガンはどちらも結構うるさいです。

静かなガストーチはいつでも騒音を気にせず安心して使えます。

 

小さくて軽いガストーチは長時間使用しても手が疲れずお勧めです。

私の使用しているガストーチは、最高1300度とかなり高温になります。

そして、サイドのダイヤルで火力の調節も可能です。

 

ガストーチを使用する場合は、ガスのリフィル (補充) をする必要があります。

最初は自分で出来るか心配でしたが、リフィルはすごく簡単にできます

ガストーチのリフィル (ガスの補充) 方法

ただし、ガスを使用していますので使用方法には十分お気をつけください。

必ず部屋の換気をしながら使用してくださいね。

ガストーチは楽天で購入できます。

 

ガスバーナーは楽天で購入できます。

フルイド アクリリック の メディウム / 材料

 

今回は私がフルイド アクリリックに使用しているメディウムをご紹介します。

メディウムとは、アクリル絵の具に混ぜる液体のことです。

 

 

左から順に 、

– Distilled Water (蒸留水)

– Poring medium (ポーリング メディウム)

– Floetrol (フロートロール)

 

ポーリング メディウムやフロートロール、あまり聞かない名前ですが私に分かる限り

詳しく説明をしていきますね。

 

まず蒸留水、これは分かりますね。

水道水ではありません。

イギリスの水道水には硬水に石灰が入っているので絶対にNGです。

普通にコップを洗っても綺麗に水をふき取らないと、全部白い痕になります。

せっかくの作品が台無しになってしまいます。

日本の水道水であれば大丈夫そうです。

作品の質を一番に考慮するなら蒸留水がオススメです。

 

次にポーリング メディウム

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。

こちらは画材なのですが、絵の具などを滑らかに流れやすくする役割があります。

絵具がとろとろになります。

絵の具がキャンバス上をダラダラと流れているような作品などを見たことはありませんか?

絵の具だけでは固いのでそうはいきませんが、ポーリング メディウムを混ぜれば、

流れのある面白いアートも表現できます。

画像のLiquitex (リキテックス) という海外ブランドのものが日本では多く販売されています。

ですが、こちらは比較的高価なブランドなので、海外にお住いの方はもっと安い

ポーリング メディウムも見つけることができると思います。

 

そして、フロートロール

 

こちらは画材ではなく、ペイントコンディショナーといって、

家の内/外壁のペンキ塗りの際に、混ぜ合わせて滑らかに塗りやすくし、

そして塗装を強く長持ちさせる役割があります。

フロートロールを画材として販売しているブランドもあります。

そちらはエアブラシのインクを滑らかにするためにも使用できるようです。

ということは、ポーリングメディウムと同じ役割のものですね。

 

ですが、フロートロールを混ぜることによってセル(フルイッドアートの細胞

のような泡のような模様) が大きく、たくさん出やすくなるんです。

なぜセルが綺麗に出来やすくなるのかはわからないのですが、多くのアーティストが

フロートロールを使用し、絶賛しています。

ただ、日本では手に入りにくく、またとても高価です。

私は帰国の際に配送する荷物と一緒に持ち帰れればと思ったのですが、

危険品に該当するため、残念ながら持ち帰ることは出来ませんでした。

日本ではペイントコンディショナーという名前で販売されているものはあまり見ませんが、

似たような商品を使用することができます。

ポーリングメディウムだけ使うよりセルは出来やすくなります。

 

最後に、フルイッド アクリリック アートでもっとも大事なもの

 

100%のシリコンオイル

 

このシリコンオイルがフルイッド アクリリックのセルの秘密なんです。

なのでこれを入れ忘れると、ただのマーブル模様になってしまいます。

アクリル絵の具、蒸留水、ポーリングメディウム、フロートローなどを混ぜ合わせて、

最後に準備が整った後にシリコンオイルを加えます

シリコンオイルは潤滑油や錆止めなど様々な用途で使用されます。

ヘアオイルに含まれていたりもしますね。

画材として販売しているところは少ないので手に入りにくいと思います。

私はタイヤやローラーの潤滑油として販売されているシリコンオイルを使用します。

 

シリコンオイルを購入する時は、

必ず透明な100%シリコンオイルを選んでください

画材として販売されているものでなければ、100%のシリコンオイルではないものが多く、

化学薬品が含まれていたりもするため、色や臭いがあったりします

シリコンオイルは数滴ずつしか使わないので、小さなボトルでも長持ちしますよ。

 

そして、

実はシリコンオイルに近い性質を持つものであれば代用できます。

もちろんオイル系のものです。

私はシリコンオイル以外のものは、まだわずかしか試したことがないのですが、

確かにセルが出来ます。

アロマオイルやヘアオイルなどです。

 

今回はフルイッドアクリリックに必要な基本の材料ということでご紹介しました。

 

まとめ

– Distilled water (蒸留水)

– Poring medium (ポーリング メディウム)

– Silicon Oil (シリコン オイル)

– Floetrol (フロートロール) があると、より簡単に大きなセルが出来る

( アクリル絵の具は普通の安いもので構いませんよ。)

Fluid Acrylic Art Work 2 (スワイプ)

 

フルイッド アクリリック アート作品です。

 

クリスマスからハマっているゴールドをたっぷり使いました。

光が当たるとキャンバスの半分を覆うゴールドがキラリと光って、

その隙間からターコイズブルーが覗きます。

使用カラーは全部で5色。

– ホワイト

– ゴールド+コッパー

– ターコイズブルー

– 褐色+コッパー

– ダークブラウン

 

この作品はフルイッド アクリリック アートの Swipe (スワイプ)

という技法で描いています。

ちなみにスワイプ直後の様子がこちら。

スワイプするとこんなに小さくて可愛いセル (と呼ばれる細胞状の模様)

が無数に現れました。

このままでも可愛いのですが、それをさらにトーチ (バーナー) の熱で

セルを増やしていきます。

このセルが生まれる瞬間が何とも楽しいんです。

フルイッド アクリリック アートの一番の見所です。

なので世界中のアーティストが制作過程を動画でアップするんですね。

 

フルイッド アクリリック アートは描いているというより、

作っているという感覚。

初めて作品を見た人にはだいたい、

『これ描いたの !? 』

と、びっくりされるのですが、いつも

『描いたってほどでも無くって……作ったって感じです。』

と答えちゃいます。

絵が苦手な方でも楽しめますし、材料さえ揃えば誰でも出来ます

なのでDIY好きな方にはとってもオススメなんです。

結構海外では腕の太いおじさんフルイッドアーティストも多いんですよ。笑

お子さんと一緒に実験してみるのも良いですね。

 

 

ちなみに今回私が使用したメディウム (=アクリル絵の具に混ぜた液体)

は以下の通りです。

 

– Pouring Medium (ポーリング メディウム)

– Floetrol (フロートロー)

– Distilled Water (蒸留水)

– PVA Glue (PVAグルー)

– Gross Medium (グロス メディウム)

– Silicon Oil (シリコン オイル)

 

毎回少しずつレシピを変えて実験をしています。

こんなにたくさんのメディウムを使わなくてもフルイッド アクリリック

アートは出来るので心配しないでくださいね!

あくまでもベストな仕上がりを目指して実験をしているので今回は

こんな感じでたくさんミックスしました。

ポーリング メディウム、水、シリコンオイルの三つは

フルイッド アクリリック アートには必須です。

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。

実験から生まれたゴージャスな豹柄アート

 

フルイッド アクリリック アートの実験中にできたゴージャスな豹柄のようなパターン。

 

いつもフルイッド アクリリックの実験をする時には、いらない物の上に描いています。

 

フルイッド アクリリックには画用紙は適さないので、キャンバスを使わずに

実験/練習したい時には防水のものを使うのがお勧めです。

 

なのでこれも実はスーパーのお弁当のプラスチックの蓋に描いたものです。

( ちょっと硬めのものが良いです。薄いベコベコするものだと絵の具の重みで

真ん中がたるんだりしてしまうのでダメなんです。 )

 

この豹柄アートは、フルイッド アクリリック アートの

Swipe ( スワイプ )

という方法で描いたものです。

 

他にはダーティーポアや、ダイレクトポアなどの方法もあり、

これらの方が主流です。

 

メディウム ( 数種類の液体 ) とアクリル絵の具を混ぜたものを流して、

ヘラでサーっと表面を撫でていくようにスワイプするとこんな感じになります。

ヘラはいらない名刺やカードを使うこともできます。

スワイプが出来るとフルイッド アクリリックの幅が広がって楽しくなりますよ。

 

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。

Fluid Acrylic Art Work 1

フルイッド アクリリック アート作品です。

海と砂をイメージして色を選んだのですが、何に見えますでしょうか?

選んだ色は5色。

 

– ダークグリーン

– ホワイト

– ブルー

– ライトブルー

– ゴールド (にシルバーを混ぜています)

 

(自分でアクリル絵の具を混ぜて作った色なのでざっくりでごめんなさい。)

 

一足先にSNSにアップしたところ、お友達からコメントがありました。

お友達というより、親戚のお姉さん的な存在。

 

『 Paua (パウア) の内側のようね!』

 

パウアというのはマオリ語で “アワビ” の事なんです。

私は2年前にワーホリでニュージーランド滞在中に、偶然、

マオリの家族の家にステイすることになったのです。

私はシェアハウスを探していたのですが、連絡を取った大家さんのお家は

もういっぱいで、代わりに紹介してくれたのがマオリの家族の家でした。

シェアハウスでもなんでもない、ホームステイも受け入れたこともない家族が

なぜか私を受け入れてくれて、帰国するときには私は

もうすっかり家族の一員のようでした。

マオリの文化にどっぷり浸かり、いろんな事を学びました。

マオリ語もその一つで、

パウアはアワビ、キナはウニの事です。

残念ながらパウアを食べる機会はなかったのですが、おじさんたちが

捕ってきてくれたカボチャのような大きなキナ (ウニ) を

何故かバターを塗ったトーストに乗せて食べたりしました。

( 彼らにとっては主流の食べ方のようですが、やっぱり日本人としては

醤油とワサビで食べたかったです。)

 

話は戻りますが、マオリの伝統工芸品にもよく使われるパウア。

アクセサリーや小物入れにされ、ニュージーランド定番のお土産の一つでもあります。

マオリの人々のほとんどが体に多くのタトゥーを入れ、

ジェイド ストーン (翡翠 : ヒスイ) のネックレスをつけています。

その深い緑色のジェイド ストーンに色鮮やかな光沢を持つパウアが

埋め込まれているデザインも多く、とても美しいんです。

このネックレスは実は大切な人に贈るものらしく、

マオリ家族の18歳の女の子が16歳の弟の誕生日に大きなジェイド ストーンの

ネックレスをプレゼントしていました。

 

マオリの文化って素敵ですよね。

家族、親戚の絆がとても強く、自然に感謝し共存するのが彼らの生き方なんです。

 

私の絵からパウアを連想するところもとってもマオリらしく、気持ちが和みます。

絵から自然を連想してもらえるということは私にとって一番嬉しいです。

私の場合は正直、自分では抽象画の正解・成功がよくわかりません。

ん〜、うまくできた…のかな?

という感じで、後々気に入れば成功って思う事が多いです。

フルイッドアートでは私は自然をイメージして作品を作ります。

なので、『パウアのようね!すごく素敵!』は最高の褒め言葉ですし、安心します。

いつか 『キナのようね!素敵!』と言ってもらえる作品も作りたいです。

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。

Fluid Artを始める前に種類を知ろう

Fluid Art (フルイド/フルイッド アート) と言っても実は種類はいろいろあるんです。

Fluid Artとは?

上の記事でもお話ししたように Fluid Art は

Mixed Media Art (ミックスド メディア アート) とも呼ばれています。

ミックスするものによって制作工程や作品の印象が変わってきます。

現在 Fluid Art と呼ばれているものは大きく分けて3種類あります。

これらは特に正式な名前は無いので画材に由来した名前で呼ばれています。

 

1 Alcohol Ink Art (アルコール インク アート)

アルコールインクというと聞きなれない感じがしますが、

実は油性ペンのインクや、エアブラシアートに使われたりしている

身近なものだったりもします。

アルコール液の表面張力と気化を利用した新しいアートです。

発色がよく、絵本の中のような美しい幻想的なアートに使われる

ことが多い為、女性に人気があります。

アーティストも大半が女性アーティストです。

 

 

2 Fluid Acrylic Art (フルイド アクリリック アート)

おなじみのアクリル絵の具を使った Fluid Art です。

こちらは一言では言い表すことが難しいのですが、セルと呼ばれる

細胞のような模様が特徴で、海外で今とても人気のアートです。

出来上がった作品はもちろん素晴らしいのですが、セルが生まれる様子が

とても面白く、多くのアーティストが制作過程を動画でアップしています。

アーティストや技法によって、

Fluid Acrylic Pour (フルイッド アクリリック ポア)、

Acrylic Dirty Pour(アクリリック ダーティー ポア)

など他の名前で呼ばれることもよくあります。

 

 

3 Resin Art (レジン アート)

レジンは聞いたことがある方、工作で使ったことがある方も

多いのではないかと思います。

アクセサリーやフィギュア製作によく使われる樹脂です。

2のフルイッド アクリリック アートのような

デザインで使われることが多いのですが、より透明感と奥行きがあり、

ガラスに似たツヤが特徴です。

キャンバスだけではなく、テーブルなどの家具やガラス等に

ペイントされたりもします。

レジン自体は色素ではなく透明のものなので、

アクリル絵の具などの色素 (ピグメント) と一緒に使用されます。

その場合は フルイド アクリリック アート ではなく、 レジン アートと呼ばれます。

レジンを使用した作品の方が制作に時間もかかり、

また材料費が高価になる傾向があります。

 

Marble & Waves では、ご紹介した3種類の Fluid Art 全てにフォーカスしています。