Resin Art : 海の波模様ができない… 原因はこれかも?

 

レジンアートで海の波ような模様を描きたいという方が増えていますね。

レジンアートとしてはシンプルなマーブル模様に並んで、波の模様は最もスタンダードなレジンアートですね。

作品のデザインによっては雲のようにも見えてとても素敵です。

難しそうに見えるのですが、実は最も簡単な模様で、デザインや色の組み合わせや仕上がりでいかにその模様を美しく見せるかが技術とセンスの見せ所なんです。

しかし『波の模様が出ない』とか『模様が出た後に消えてしまう』というご相談もありました。

私の場合は、波模様を出したくない時にも勝手に大発生してしまうくらいなので、はっきりと原因は分かりかねるのですが、原因として考えられる点はいくつかあります。

 

まずは波模様が発生する仕組みを知ることが大事です。

私は独学なので、厳密に言うと間違った点もあるのかもしれませんが、ふわっとご説明させていただきますね。

私はレジンアートを始める前は知らなかったのですが、色には色ごとの重さがあるんです。

この色の重さの違い (比重) によって波模様が発生するのですが、色の中で最も軽い色が白色なんだそうです。

逆に黒などの濃い色は重くなると思います。

実は軽い色ほどレジンの波模様が発生しやすいです。

なので、波模様を作りたい時は白色顔料のみを加えたレジンを使うのが最も簡単なんです。

着色していない透明のレジンに白色顔料を混ぜたレジンを垂らすとすぐに波模様が発生します。

熱や火を近づけなくても自然と発生するはずです。

熱はあくまでも模様の発生をお手伝するものなんです。

ちなみに、今までに『シリコンオイルを入れますか?』という質問を数回お受けしたことがありますが、レジンアートにはシリコンオイルは使用しません。

私は入れたことがないのでどの様な反応が見られるか分かりませんが、あまり余計なものを加えると、レジンの硬化不良や硬化後のベタつきの原因になるかもしれません。

また、オイルはレジンの表面に浮きやすく、硬化後も完全に拭き取ることが難しいと思います。

 

では次にレジンに白色顔料で着色するときの注意点をお伝えしたいと思います。

レジンの量に対して顔料(ピグメント)を加えすぎると、レジンの硬化不良、硬化後のベタつきなどの問題が発生します。

そのため、波模様も発生しにくくなったり、発生後にすぐに消えてしまうなどの問題も起きる可能性がありますね。

適切な顔料(ピグメント)の量としてはレジンの量に対し10%以下です。

 

しかしここでご確認頂きたいのが、白色の発色具合です。

レジン量に対し顔料を10%加えたのに、まだ白色が薄くて半透明に見える……という場合はその白色顔料の発色が悪いということです。

安い顔料ですと、溶けにくくダマも出来やすく、発色が悪いかもしれません。

良い顔料でしたら、10%も加えれば十分に発色し、透明感のない白色になるはずです。

 

顔料ではなく絵の具などを使用される方も多いかと思います。

絵の具というのは顔料にその他のものが混ぜられて液状(ペースト状)になっているため、レジンに絵の具を10%加えても実際の顔料は10%以下ということになりますので、色は薄くなりますね。

また、レジンに絵の具を加えると粘り気が出る感じがします。

もしかしたらこの粘り気や混ざっているものが波模様の発生を邪魔しているかもしれません。

純粋な質の良い顔料を使うことがお勧めです。

私がいつも使用しているのは以下の顔料のチタニウムホワイトです。

チタニウムホワイトは不透明な白色です。

紙コップに顔料とほんの少しのレジンを入れてよく混ぜ合わせ、ダマが無くなったら少しずつレジンを加えるのがお勧めです。

(ちなみに私は他の色もホルベインを使用しています。

同じブランドでも色によって発色が違うため、当たりハズレがあります。

比較的、中間色は発色が悪いものが多いです。

黒色も同ブランドのものを使用していますが、とても発色が良く愛用しています。)

 

室温も関係ありますか?というご質問もいただいたのですが、私の場合は季節に関係なく換気をしっかりしながら作品制作を行うので、外気温に近いのですが、波模様のでき方に差を感じたことがありません。

しかし、もちろんレジンの使用には適切な気温がありますので、それを守って作業をされた方が良いと思います。

(使用するレジンによって推奨する気温は若干違いますが、だいたい20〜25度くらいが良いとされます。説明書をご確認ください。)

特に日本の夏は暑く湿気が多くてレジンの仕上がりが悪くなるので、模様の出方にも影響があるかもしれませんね。

日本では春や秋などの過ごしやすい季節が一番レジンが扱いやすいです。

私が使用しているレジンは以下のものです。

高価ですが、黄変しにくいNEO(右)の方が好きです。

 

 

少し脱線しますが、海が好きで海のアートをしたいという気持ちで作品を制作されると思うのですが、プラスチックのカップを使っては捨てるという環境を考えていない動画や写真が散見されます。

SNS等でも多くの方がレジンアートのために用意するものにプラスチックカップを挙げていますが、プラスチックカップは必要ありません

これを見ると本当に悲しい気持ちになります。

私も初めてのレジンアートでは、知らずにプラスチックカップじゃないといけないんだと思って使用したのですが、すぐにプラスチックカップは必要ないことに気づきました。

むしろ紙コップの方が丈夫なんです。

プラスチックカップは割れやすく、再利用しにくいです。

紙コップの方が柔軟性があり、破れたりはしません。

使用後の紙コップはレジンアート同様そのまま硬化させてください。

翌日には硬く丈夫になり、繰り返し使うことによって、どんどん厚く丈夫になります。

私は常に7色分くらいの紙コップを用意しています。

どれも1年以上使用していますが、まだ2年は使えそうです。

もちろんポプシカルスティック(混ぜるための木の棒)も何度でも再利用できるのでレジンを簡単に拭き取って硬化させてくださいね。

海や自然が好きなら、ぜひ紙コップを使用し、レジンを必要な分だけ計量してアートを楽しんでください。

 

脱線してしまいましたが、波模様についてもう一点ポイントをお伝えしたいと思います。

波模様は熱を近づけると更にたくさん発生します

しかし通常は熱を近づけなくても波模様は自然と発生するので、この熱はほんの少しで良いんです。

逆に熱を長時間近づけすぎると、せっかく出来た波模様が薄くなったり、消えたりしてしまいます

レジンは温めると温かいうちはとても柔らかくなります。

そして冷める時には常温で作業した場合に比べて、とても早く硬化します。

熱を当てている時間が長いと発生した模様までも柔らかくなって薄まったり消えたりしてしまいます。

熱を当ててから1、2秒の時差があって多くの模様が発生すると思います。

すこし熱を当てて様子を見る、またすこし熱を当てて様子を見るというふうに慎重に行ってください。

波模様が発生した瞬間からはできるだけ熱を近づけない、というイメージです。

 

 

そして最後に、透明レジンを垂らしてから白色レジンを垂らす時にアドバイスがあります。

レジンを垂らした時には普通、気泡がたくさん入っていますね。

そして多少の埃が入っているかと思います。

透明レジンを垂らして、キャンバス(ウッドパネルなど)上に広げたら、さっと熱を近づけて気泡を逃します。

そうすると気泡が抜け、よりレジンがクリアに見え、表面にある埃が見つけやすくなります。

その埃を爪楊枝などで綺麗に取り除いてください。

埃を取り除いてから白色レジンを垂らしてください

なぜ白色レジンを垂らす前に埃を取り除いた方がいいのか?後じゃダメ?と思われるかもしれませんね。

もちろん後でも埃の最終チェックは欠かせません。

ですが波模様を作った後に埃を取り除くと、波の模様に埃を取り除いた亀裂のような隙間ができてしまったり、白色が引きずられたような跡が残ってしまいます。

上の写真で矢印の方向に波に亀裂が入った痕が見えますね。

ですから波模様を作った後は、なるべくレジン作品の表面を触らなくても良いように前もって準備しておくことが作品のクオリティーを高めるポイントになります。

 

波模様の作り方は以上ですが、皆さん、換気は必ず忘れずに安全にレジンアートを楽しんでくださいね。

(レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

 

 

 

Resin Art/ レジンアート これ便利です

今回はレジンアートについてこれまでの記事では詳しく説明していなかった

これをやっておくと便利 !

という事を4つご紹介したいと思います。

 

 

1: パネルやキャンバスの裏はマスキングテープやビニールテープで覆う

画像ではクリアのテープを貼っているのでとても見にくく申し訳ないのですが、綺麗に外側の淵に沿って貼ります。

一般的にレジンアートに使われるレジンは硬化に24時間以上かかります。

そのため、硬化途中にもキャンバスから流れ落ちるレジン液がつららのようにそのままの形で硬化してしまいます。

完全に硬化した後にこのマスキングテープを剥がせば、このレジンのつららも綺麗に取れます。

ただしテープを剥がす際には、キャンバスのサイドのレジンまで割れたり浮いたりしないように、少しずつ丁寧に剥がしてくださいね。

個人的にはマスキングテープよりビニールテープの方が好きです。

マスキングテープはレジンを吸うからか、少し剥がしにくい気がします。

 

ちなみに使用しているパネルはウッドパネルで、キャンバスなど何も張りません。

キャンバスはレジンの重さで中央が弛んでしまったり、レジンが中央に流れてしまって角だけキャンバス地がむき出しになってしまう可能性もあります。

木製パネルには大体ラワンベニヤとシナベニヤの2種類が多く見られます。

私はアートは素人なので詳しくはわかりませんが、ワランベニヤは時間経過で茶色い灰汁が出てくる場合があり、シナベニヤはその点では心配がないという情報を見たので、基本的にはシナベニヤを使用しています。

単品で購入すると割高なので、私は10枚セットなどで購入することもあります。

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2: ガストーチ (バーナー) はアルミホイルで包む

なぜそんなことをしているのかと言いますと、

まずレジンアートをしていると、手がレジンでベタベタになります。

このベタベタは本当にしつこくて、洗剤で手を洗っても落ちません。

もちろん手袋をつけて作業しているのですが、作業時間も限られているため、手袋を外したりつけたりしている余裕はあまりありません。

なので、私はガスバーナーを燃えにくいアルミホイルで包んでいます。

こうしておけばベタベタがついても、片付ける時にはアルミホイルを外してしまえば綺麗です。

もちろんガスバーナーについたレジンも放っておけば硬化するので、そのまま放置しておいても大丈夫ですよ。

(レジンは通常、火気厳禁とされています。自己責任で行ってください。

私は”有機溶剤用”ガスマスクを着用しています。

火を使わなくても、レジンを湯煎しておくと気泡が抜けやすくなります。)

 

3: 敷くのは新聞紙ではなくビニール性のシート

レジンアートを始めた頃はテーブルに新聞紙などを重ねいました。

ですが新聞紙は引火するととても危ないですし、ビニール性のシートを2枚重ねた方が便利だと最近気づきました。

ビニールについたレジンは硬化すると綺麗に剥がせるので、同じシートを繰り返し使えます。

私はシートが破れた時のために念のため2枚重ねています。

現在は新聞紙は作業部屋に置かないようにしています。

フロアを覆うのも引火しにくいベニヤ板を敷いています。

 

4: 高さ調節にポプシカルスティック

作業している時に、レジンがキャンバスの一方方向に流れてしまうことはよくあります。

キャンバスも平らに見えてもわずかに反りがあったりします。

そんな時は台 (画像では紙コップ) の下にポプシカルスティック

(アイスの棒のようなスティック)を差し込んで、高さ調整をしています。

 

今回はこれで以上です。

まだいくつかご紹介したいこともあるのですが、画像の用意ができ次第追加しますね。

 

レジンは通常、火気厳禁とされています。火を使わなくてもレジンアートはできますので自己責任で判断してください。

火を使う場合は消化器などを用意し、必ず十分に換気をしてください。

有機溶剤用ガスマスクとグローブを着用して作業してください。

 

(改めまして、レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

Resin Art / レジンアートを始めよう

 

まずは基本的なメディウムの作り方

正しくメディウムを作ることができれば、レジンアートは簡単です。

キャンバスの裏などレジンがついて欲しくない箇所には、あらかじめマスキングテープ

などを使って覆っておかれることをおすすめします。

材料や用意しておくと良いものについては下の記事をご覧ください。

Resin Art / レジンアートに必要なものは?

メディウムの作り方は言葉だけでは少し分かりにくいので、動画を作りました。

動画上では基本的なことをお伝えしています。

この動画で使用しているレジンは日清クリスタルレジン(上の商品)ですが、黄変しにくい日清クリスタルレジンNEO(下の商品)もお勧めです。

 

ピグメントについては、様々はものを使用できます。

動画で使用しているピグメントは、パウダーピグメント (粉末顔料) ですが、パウダーピグメントにも品質の良し悪しがあります。

良いものと悪いものを使ってみると違いがよく分かるのですが、良いものは少量でも色がしっかりとつきますし、ダマが残りにくいです。

悪いものはその逆で、たくさん入れても色がつきにくく、レジンの透明感が残りやすいです。

そして溶けにくくダマがたくさん残ります。

色がつきにくいと、ピグメントを多く入れてしまいがちなのですが、入れすぎるとレジンの硬化不良の原因になります。

完全硬化後もベタベタ感が残る場合などは、そのような原因が考えられます。

おすすめは、品質の良いパウダーピグメントか、ジェルピグメント(ジェル状の顔料)です。

 

さて、メディウムの準備ができたらキャンバスに注いでいきます。

YouTubeでレジンアートを見ていただいている方には想像しやすいと思いますが、キャンバス上にメディウムを流していきます。

 

キャンバス自体を動かしたり、スティックなどを使って模様を動かしていきます。

 

(途中と) 最後に、レジン液中に入っている気泡を追い出すために、トーチ (バーナー) やヒートガンなどの熱を近づけます。

近づけすぎたり、一点に熱を集中しすぎると、レジンの表面が焦げたり、表面だけが固くなって模様が動かせなくなったりしますので、火はなるべくキャンバスに対して斜めに、すばやく動かしてください。

熱を加えるとレジンの硬化も早まり、作業可能時間も短くなりますので、最初はある程度の模様ができてからトーチなどの使用をされる方が簡単だと思います。

レジンは通常、火気厳禁とされています。

火を使わなくてもレジンアートはできるので、自己責任で判断してください。

火を使わない場合、レジンを湯煎しておくと気泡が抜けやすくなります。

 

埃が入っていたら表面の硬化が始まる前に、爪楊枝などで取り除いておきましょう。

 

ある程度硬化が進んでしまったら、もうレジンの表面には決して触らず、

硬化時間 (レジンの種類によりますが、だいたい24時間以上) を待ってください。

 

もし触ってしまうと表面がえぐれてしまったりしますが、その場合はまた上から2層目のレジンを重ねることもできます。

その場合は、2層目を重ねる前に綺麗にレジンの表面を拭き取っておいてくださいね。

油分が残っている箇所にはレジンが定着しにくくなってしまいます。

 

 

繰り返しますが、レジンは火気厳禁とされています。自己責任で行ってください。

消化器などを用意し、必ず十分に換気をしてください。

健康のために、”有機溶剤用”ガスマスクとグローブを着用して作業してください。

グローブはぴったりとフィットして作業しやすいようにワンサイズ小さめがお勧めです。

私は手が大きいのですが、Sサイズを使用します。

ビニールは作業中にすぐ敗れてしまうので、ゴム製でパウダーフリーのものを使用しています。

上のダンロップのパウダーフリーゴム手袋は敗れたこともなく、この商品に出会ってからはずっと愛用しています。

これはホームセンターの方が安く買えるかもしれません。

 

(改めまして、レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

Resin Art / レジンアートに必要なものは?

 

Marble & Waves のブログでは、一番最初の記事でレジンアートについて触れましたが今回が初めての解説になります。

レジンアート自体は材料と道具さえあれば簡単にはできます。

 

< 必要な材料 >

 

1- エポキシ レジン

 

一般的には透明レジンに着色して使用します。

注意 :  UVレジンはUVライトで硬化させるレジンです。レジンアートには向きません。

注意 :  硬化時間を必ず確認して購入してください。作業可能時間と硬化時間は異なります。

(下でまた詳しく説明しますね。)

まずは、この2点に注意してレジンを選んでくださいね。

 

レジンアートに使用されるレジンはエポキシ レジンというものです。

UVライトで硬化させるUVレジンではなく、時間が経てば自然に硬化するレジンです。

 

レジンは必ず主剤と硬化剤という2本の容器が1セットになっています。

この主剤に硬化剤を加え、混ぜ合わせる (撹拌させる) と硬化が始まります

 

この主剤と硬化剤の混合比は、レジンによって違います。

主剤:硬化剤 = 1:1  または  2:1 のものが一般的です。

ちなみに現在私が使用している日新クリスタルレジンNEOの混合比は2:1で、作業可能時間が60分です。

 

作業可能時間というのは、レジンの成形に影響なく作業が可能な時間を指します。

なので、60分で硬化するわけではありません。

作業可能時間はあくまでも目安で、使用するレジンの量や厚み、着色した顔料、また気温や熱などに影響を受け短くも長くもなると思います。

熱が加わると若干早く硬化します。

 

硬化時間というのが、完全に硬化するまでにかかる時間のことです。

レジンアートに適したレジンでは基本的には硬化時間が24時間〜48時間とされるものが多いです。

日新クリスタルレジンは24〜36時間とされています。

 

海外にお住まいの方はアート レジンなどのアート用レジンが日本に比べると安く手に入ります。

使い方は全く同じですが、混合比が 1:1 のものが多いです。

ちなみに上の商品2つは、左が一般的によく使われているタイプのクリスタルレジン、右のクリスタルレジンNEOは左のものより黄変しにくい(黄色く変色しにくい)レジンです。

そのため、白や明るい色の作品なら右のNEOを強くお勧めします。

 

 

2 – ピグメント (顔料)

ピグメントにはたくさんの種類があります。

例えば、パウダーやジェルタイプの顔料や、アクリルインク、アクリル絵の具など様々なものが使用できます。

 

注意 :  ピグメントはレジンに対して10%以下のみ使用すること。

 

ピグメントが多すぎるとレジンの硬化不良や硬化後のレジンのベタつきなどの原因となります。

ですので、ピグメントは少量でも着色力があるものがおすすめです。

アクリル絵の具も使用可能ですが、量に気をつけてくださいね。

私の個人的な意見としてはアクリル絵の具の場合は純粋なピグメントではなく、絵の具として様々なものが加わっているので、純粋なピグメントと比較すると着色力は弱く、絵の具を多く加えすぎることによりレジンも硬化しにくくなる感じがするので、私はレジンアートには使用しません。

私は現在は主にパウダー顔料を使用していますが、良いジェル顔料が見つかればジェル顔料に移行したいです。

品質の悪いパウダーだとダマが残りやすいですし、綺麗に色が混ざるまでに時間がかかり、レジンアートの作業時間が減ってしまうからです。

 

 

3 – ガストーチ ( バーナー ) / ヒートガン

ガストーチなどの熱を使わずにレジンアートを綺麗に仕上げるのは至難の技です。

熱を加えることにより、レジンに混ざった気泡を簡単に取り除くことができます。

ガストーチでもヒートガンでもどちらでも大丈夫ですよ。

私は両方を使い分けています。

ガストーチは楽天で購入できます。

 

ガスバーナーは楽天で購入できます。

ヒートガンはこんなヘアドライヤーのような形をしたものが使いやすいです。

実際に私が使用しているタイプのものです。

 

 

もう少し安いヒートガンもあるのですが、その多くが1800Wです。

こちらは1200Wなので家庭の電源でも安心して使えそうだったので選びました。

ヒートガンの良い点は弱い熱風が出るので、その風でレジンを動かすことができ、表現の幅も広がります。

 

ですが、レジン自体は火気厳禁とされていますので自己責任でお願いします。

ガスマスクの着用もお勧めします。

火を使わなくてもレジンを湯煎しておくと気泡が抜けにくくなるそうです。

そして、火やヒートガンを使わない場合でもレジンを使用する時には必ず十分な換気が必要です。

 

4 – 計量カップ または 量り & スプーンなど

レジンは正確な軽量が必要です。

 混合比が正しくなければ、硬化不良などの原因になります。

計量カップや量りを使って正しく軽量する必要があります。

そのほかに、ピグメントとレジンを混ぜるための紙コップなどの容器が ( 使用する色の分 )必要になります。

また、レジンを混ぜ合わせるためのスプーンやポプシカルスティック( アイスの棒のような平らなウッドスティック ) などを数本 ( レジン液混合用 + 使用する色の分 )を用意します。

また、レジンに埃が入ってしまった時にすぐに取り除けるよう、爪楊枝なども用意しておくと便利です。

 

 

5 – パネル ( + レベル )

レジンアートをするパネル(キャンバス)が必要ですね。

初めての場合は小さなものをおすすめします。

ウッドパネルや、絵画用のキャンバスなど様々なものが使用できます。

ですが、表面が平らなものを選んでください。

私が使用しているパネルはウッドパネルで、キャンバスなど何も張りません。

キャンバスはレジンの重さで中央が弛んでしまったり、レジンが中央に流れてしまって角だけキャンバス地がむき出しになってしまう可能性もあります。

木製パネルには大体ラワンベニヤとシナベニヤの2種類が多く見られます。

私はアートは素人なので詳しくはわかりませんが、ワランベニヤは時間経過で茶色い灰汁が出てくる場合があり、シナベニヤはその点では心配がないという情報を見たので、基本的にはシナベニヤを使用しています。

単品で購入すると割高なので、私は10枚セットなどで購入することもあります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

木製パネル シナベニヤパネル S4(334×334mm)
価格:775円(税込、送料別) (2021/2/20時点)

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もちろん平らな場所で作業をしていただくのですが、できればレベル ( レベラー )を使って完全に平らかどうかをチェックするのが良いです。

レベルとはこんなものです。

大きい作品の時は長いレベルで数カ所で確認するのがおすすめです。

ちなみにスマホアプリでもレベルアプリがあります。

 

 

6 – 台

レジンアートをする時にはキャンバスを支える ( 乗せる ) 台が必要です。

レジンがキャンバスから流れ落ちた時に、キャンバスが作業台にくっついて硬化するのを防ぐためです。

台の高さは2cm以上あればキャンバスを持ち上げやすく、作業がしやすいと思います。

もちろんこの台も平らであることが大事ですね。

画像では使用した紙コップを台として再利用しています。

 

お盆のように周りに高さがあるものをキャンバスとする場合は、

レジンは流れ落ちないので、台は無くても大丈夫だと思います。

 

 

7 – 手袋

レジンでアレルギーを起こす人も多いそうです。

必ず手袋をして作業を行ってくださいね。

それにレジンは完全に硬化するまではかなりベタつきがあり、石鹸や洗剤を使って手を洗ってもなかなか綺麗に取れません。

なので髪の毛も結べる長さなら結んで、汚れても良い服装でしてくださいね。

服についてしまったらもう取れません。

 

 

8 – ビニールシートなど

レジンで床や机が汚れないようにビニールシートなどのなるべく防水性が高いもので覆ってください。

私はビニールシートを重ねることが多いです。

新聞紙の場合は、多量のレジンがこぼれると新聞紙数枚は簡単に染み込みこんでしまいます。

それに新聞紙は火を使う場合には引火しやすいです。

大事なカーペットやフローリングを汚さないために、大袈裟なくらいにしっかりとカバーしてもいいと思います。

 

以上、これらのものがあればレジンアートが始められます。

 

レジンは通常、火気厳禁とされています。

火を使わなくてもレジンアートはできますので、自己責任で判断してください。

消化器などを用意し、必ず十分に換気をしてください。

 

——————————————追記——————————————–

9 – 有機溶剤用ガスマスク

レジンは有機溶剤です。

火を使わない場合も、健康のために”有機溶剤用”ガスマスクの着用をお勧めします。

 

(改めまして、レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

ガストーチのリフィル (ガスの補充) 方法

 

さて、以前ガストーチの利点についてはご紹介しましたが、今回は

ガストーチのリフィル (ガスの補充) 方法を簡単にご説明します。

 

ガストーチの利点についてはこちら↓

ガストーチのすすめ

私も購入するまではリフィルの仕方を知らず、それが購入を躊躇する原因でした。

なので、どれだけ簡単にリフィルできるのかを説明していきますね。

 

購入したガストーチには説明書がついてこなかった為、DIYショップのお兄さんに

リフィルの仕方を見せてもらいました。

それをそのままご紹介します。

 

まず必要なもの、

左の缶がリフィル用 (補充用) ガス、右がガストーチです。

 

リフィルの際に液体が漏れることがあるので、ティッシュタオルを用意しておくと良いです。

 

そして必ず換気をしながら行ってくださいね

 

まず、リフィル用のガスなのですが、普通の噴射スプレーのような頭のものではなく、

写真のもののように頭が細い管になっているものを選んでください。

 

そして、補充前には必ず缶をしっかり振っておきましょう

 

それでは早速ガスを入れていきます。

私の使用しているガストーチは台座が付いているので、台座から抜きます。

 

そして上の写真のように、リフィルの頭の管の部分をガストーチ下にある小さな穴に差し込みます

それだけで、もうガスは補充されていきます。

何度かに分けて、シュー、シュー、シューと差し込みます。

 

すると、液体がポタポタと漏れてくるので、それはもうガスが満タンですよ、という合図になります。

漏れた液体はタオルなどで拭きとってくださいね。

 

補充したら、少しだけ (30秒〜1分くらい) 放置して、それから使用し始めます。

補充したての最初は火力が安定しないかもしれませんが、しばらくすると落ち着いてきます。

 

以上でリフィル完了です。

 

私はこのガストーチが気に入って日本に持ち帰りたいと思っていたのですが、

危険品に該当するため、残念ながら持ち帰ることはできませんでした。

( 航空会社や国際宅配便に問い合わせましたが、ガスを抜いたガストーチでも不可とのことでした。)

 

ガストーチを使用する時にも、換気をしながら安全に使用してくださいね。

 

ガストーチは楽天で購入できます。

 

リフィルしなくてもいいガスバーナーはこちらで購入できます。

ガストーチのすすめ

 

今回は私がフルイッド アクリリック アートで使用しているガストーチ (ガスバーナー)

をご紹介します。

 

左の缶が補充用ガス、右がガストーチです。

 

なぜフルイッド アクリリック アートにガストーチを使うのか。

 

使わなくてもセル ( = 細胞像の模様) は出来ます。

(セルが全く出ない / 数えるほどしか出ない時は、

メディウムのレシピの問題であることがほとんどです。)

 

ですが、ガストーチを使ったらもっと大きくて多くの

セルを出すことができます。

 

熱によって反応しているので、実は熱いものであれば

ガストーチでなくても大丈夫です。

( 燃やしたり炙っているわけではありません。)

ヘアドライヤーや、ヒートガン (ヘアドライヤーに似ていますが、

さらに高温、熱のみで風は出ません) を使用している人も多いのですが、

私はガストーチがお勧めです。

 

ヘアドライヤーですと温度が低いため反応しにくいです。

さらに風が出るので、絵の具がヨレやすく作品が台無しになってしまいます。

風によって絵の具の表面だけが先に乾いてしまうので、そのあとにキャンバスを傾けたり

しても流れ ( 変化 ) を加えることが難しくなります。

なので私はヘアドライヤーは使いません

 

ヒートガンとガストーチのどちらを購入しようか悩みました。

ヒートガンの利点としては、リフィル (補充) しなくて良いという点、

そして電気なので比較的安心という点です。

 

最終的にガストーチを選んだ理由は4つ。

 

1:高温である。

2:小さくて軽い。

3:コードレスなので、コードが作品に当たってしまう心配がない。

4:静か。

 

特に、コードレスであることは大きな決め手です。

コードを気にしながらトーチするストレスが無いですし、作品にコードがあたるリスクを回避できます。

 

そして、ヘアドライヤーとヒートガンはどちらも結構うるさいです。

静かなガストーチはいつでも騒音を気にせず安心して使えます。

 

小さくて軽いガストーチは長時間使用しても手が疲れずお勧めです。

私の使用しているガストーチは、最高1300度とかなり高温になります。

そして、サイドのダイヤルで火力の調節も可能です。

 

ガストーチを使用する場合は、ガスのリフィル (補充) をする必要があります。

最初は自分で出来るか心配でしたが、リフィルはすごく簡単にできます

ガストーチのリフィル (ガスの補充) 方法

ただし、ガスを使用していますので使用方法には十分お気をつけください。

必ず部屋の換気をしながら使用してくださいね。

ガストーチは楽天で購入できます。

 

ガスバーナーは楽天で購入できます。

フルイド アクリリック の メディウム / 材料

 

今回は私がフルイド アクリリックに使用しているメディウムをご紹介します。

メディウムとは、アクリル絵の具に混ぜる液体のことです。

 

 

左から順に 、

– Distilled Water (蒸留水)

– Poring medium (ポーリング メディウム)

– Floetrol (フロートロール)

 

ポーリング メディウムやフロートロール、あまり聞かない名前ですが私に分かる限り

詳しく説明をしていきますね。

 

まず蒸留水、これは分かりますね。

水道水ではありません。

イギリスの水道水には硬水に石灰が入っているので絶対にNGです。

普通にコップを洗っても綺麗に水をふき取らないと、全部白い痕になります。

せっかくの作品が台無しになってしまいます。

日本の水道水であれば大丈夫そうです。

作品の質を一番に考慮するなら蒸留水がオススメです。

 

次にポーリング メディウム

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。

こちらは画材なのですが、絵の具などを滑らかに流れやすくする役割があります。

絵具がとろとろになります。

絵の具がキャンバス上をダラダラと流れているような作品などを見たことはありませんか?

絵の具だけでは固いのでそうはいきませんが、ポーリング メディウムを混ぜれば、

流れのある面白いアートも表現できます。

画像のLiquitex (リキテックス) という海外ブランドのものが日本では多く販売されています。

ですが、こちらは比較的高価なブランドなので、海外にお住いの方はもっと安い

ポーリング メディウムも見つけることができると思います。

 

そして、フロートロール

 

こちらは画材ではなく、ペイントコンディショナーといって、

家の内/外壁のペンキ塗りの際に、混ぜ合わせて滑らかに塗りやすくし、

そして塗装を強く長持ちさせる役割があります。

フロートロールを画材として販売しているブランドもあります。

そちらはエアブラシのインクを滑らかにするためにも使用できるようです。

ということは、ポーリングメディウムと同じ役割のものですね。

 

ですが、フロートロールを混ぜることによってセル(フルイッドアートの細胞

のような泡のような模様) が大きく、たくさん出やすくなるんです。

なぜセルが綺麗に出来やすくなるのかはわからないのですが、多くのアーティストが

フロートロールを使用し、絶賛しています。

ただ、日本では手に入りにくく、またとても高価です。

私は帰国の際に配送する荷物と一緒に持ち帰れればと思ったのですが、

危険品に該当するため、残念ながら持ち帰ることは出来ませんでした。

日本ではペイントコンディショナーという名前で販売されているものはあまり見ませんが、

似たような商品を使用することができます。

ポーリングメディウムだけ使うよりセルは出来やすくなります。

 

最後に、フルイッド アクリリック アートでもっとも大事なもの

 

100%のシリコンオイル

 

このシリコンオイルがフルイッド アクリリックのセルの秘密なんです。

なのでこれを入れ忘れると、ただのマーブル模様になってしまいます。

アクリル絵の具、蒸留水、ポーリングメディウム、フロートローなどを混ぜ合わせて、

最後に準備が整った後にシリコンオイルを加えます

シリコンオイルは潤滑油や錆止めなど様々な用途で使用されます。

ヘアオイルに含まれていたりもしますね。

画材として販売しているところは少ないので手に入りにくいと思います。

私はタイヤやローラーの潤滑油として販売されているシリコンオイルを使用します。

 

シリコンオイルを購入する時は、

必ず透明な100%シリコンオイルを選んでください

画材として販売されているものでなければ、100%のシリコンオイルではないものが多く、

化学薬品が含まれていたりもするため、色や臭いがあったりします

シリコンオイルは数滴ずつしか使わないので、小さなボトルでも長持ちしますよ。

 

そして、

実はシリコンオイルに近い性質を持つものであれば代用できます。

もちろんオイル系のものです。

私はシリコンオイル以外のものは、まだわずかしか試したことがないのですが、

確かにセルが出来ます。

アロマオイルやヘアオイルなどです。

 

今回はフルイッドアクリリックに必要な基本の材料ということでご紹介しました。

 

まとめ

– Distilled water (蒸留水)

– Poring medium (ポーリング メディウム)

– Silicon Oil (シリコン オイル)

– Floetrol (フロートロール) があると、より簡単に大きなセルが出来る

( アクリル絵の具は普通の安いもので構いませんよ。)

Fluid Acrylic Art Work 2 (スワイプ)

 

フルイッド アクリリック アート作品です。

 

クリスマスからハマっているゴールドをたっぷり使いました。

光が当たるとキャンバスの半分を覆うゴールドがキラリと光って、

その隙間からターコイズブルーが覗きます。

使用カラーは全部で5色。

– ホワイト

– ゴールド+コッパー

– ターコイズブルー

– 褐色+コッパー

– ダークブラウン

 

この作品はフルイッド アクリリック アートの Swipe (スワイプ)

という技法で描いています。

ちなみにスワイプ直後の様子がこちら。

スワイプするとこんなに小さくて可愛いセル (と呼ばれる細胞状の模様)

が無数に現れました。

このままでも可愛いのですが、それをさらにトーチ (バーナー) の熱で

セルを増やしていきます。

このセルが生まれる瞬間が何とも楽しいんです。

フルイッド アクリリック アートの一番の見所です。

なので世界中のアーティストが制作過程を動画でアップするんですね。

 

フルイッド アクリリック アートは描いているというより、

作っているという感覚。

初めて作品を見た人にはだいたい、

『これ描いたの !? 』

と、びっくりされるのですが、いつも

『描いたってほどでも無くって……作ったって感じです。』

と答えちゃいます。

絵が苦手な方でも楽しめますし、材料さえ揃えば誰でも出来ます

なのでDIY好きな方にはとってもオススメなんです。

結構海外では腕の太いおじさんフルイッドアーティストも多いんですよ。笑

お子さんと一緒に実験してみるのも良いですね。

 

 

ちなみに今回私が使用したメディウム (=アクリル絵の具に混ぜた液体)

は以下の通りです。

 

– Pouring Medium (ポーリング メディウム)

– Floetrol (フロートロー)

– Distilled Water (蒸留水)

– PVA Glue (PVAグルー)

– Gross Medium (グロス メディウム)

– Silicon Oil (シリコン オイル)

 

毎回少しずつレシピを変えて実験をしています。

こんなにたくさんのメディウムを使わなくてもフルイッド アクリリック

アートは出来るので心配しないでくださいね!

あくまでもベストな仕上がりを目指して実験をしているので今回は

こんな感じでたくさんミックスしました。

ポーリング メディウム、水、シリコンオイルの三つは

フルイッド アクリリック アートには必須です。

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。