フルイドアクリリック: セルができない?

今回は久しぶりにフルイド アクリリックについて。

 

今までに何度かブログ読者の方から、

『セルができないんです』

とご相談をいただくことがありました。

 

私も最初はセルが出なかったり、点のような小さなセル

しか出ず、悪戦苦闘しました。

セルが出ない場合の原因はいくつか考えられます。

 

1: シリコンオイルを使用していない、または

    シリコンオイルの純度が低いものを使用している。

 

シリコンオイルはフルイドアクリリックに欠かせないもの。

 

私は必ず純度100%のシリコンオイルを使用しているのですが、

代用できるものもいろいろあります。

アロマオイルヘアオイルなど….

身の回りにある様々な商品で代用可能です。

 

ちなみにこちらのヘアオイル、OGXというブランドのもので

ココナッツオイルとココナッツミルクを含むのですが、

セルが出来ると海外アーティストの間では有名です。

しかしオイル系の商品であればなんでも使用できるという

訳ではありません。

例えばベビーオイルで試したことがありますが、あまりセルが出来ませんでした。

 

アロマオイルやココナッツオイルのヘアオイルなら

必ずセルができるというわけではなく、

それぞれの商品には不純物が混ざっているため、

どの商品がフルイドアクリリックに向いているかは、

やってみないと分からないのです。

 

自転車のチェーンなどの潤滑油として使われたりする

シリコンスプレーもありますが、それらも沢山の不純物が

入っています。

スプレーをカップなどに噴き出してみると無色透明ではなく、

黄色や茶色をしているものが多いです。

 

 

2: 水の量が少ない

 

水の量が少ないと、絵の具が重くてセルが表面に出てこれず

セルが出来ない、またはセルが少なくなります

 

メディウムはとろとろというよりは、結構さらさらで大丈夫です。

絵の具とポーリングメディウム、水を混ぜ合わせながら

とろみを見て水の量を増やしてみてください。

ポーリングメディウムは楽天で購入できます。

もちろん絵の具の量に合わせて、メディウムの量も調節

してくださいね。

しかし水の入れすぎには注意してください。

水を入れすぎると色同士が混ざりやすくなります。

色が混ざって汚い色になってしまったりします。

 

以上が、私がパッと思いつく原因です。

 

更にガスバーナーガストーチヒートガンをお持ち

の方は是非使ってみてください。

 

熱を近づけることによって、セルがたくさん増えます

更にメディウム内に入った気泡を追い出すことが出来るんです。

 

なので、セルを増やしたい、作品のクオリティーを上げたい

ということであれば、これも欠かすことが出来ないプロセスです。

( 熱の近付けすぎにお気をつけください。絵具の表面が焼けてしまいます。)

作品の表面にセルがどんどん増える楽しい瞬間なので、是非やってみてくださいね。

ガストーチは楽天で購入できます。

 

ガスバーナーは楽天で購入できます。

Fluid Artとは?

Fluid Art (フルイッド/フルイド アート)

、聞いたことのない人の方が多いですよね。

 

Fluid (フルイド) とは直訳では ”流動体” という意味です。

Flow Art (フロウ アート) と呼ぶ方もいますがこれも同じで

“流れるアート” という意味ですね。

 

よく Mixed Media Art (ミックスド メディア アート)

とも呼ばれます。

 

ペインティングというと、油絵やアクリル画、水彩画は皆さんも

よくご存知ですね。

 

ミックスドメディアとは、二種類以上の素材を混ぜ合わせることなのですが、

ここでは主に色素 (アクリル絵の具など) と様々な素材 ( 主に液体 )

をミックスさせるということになります。

 

そしてその色素は Fluid (流動体) となるわけです。

 

さらさらな Fluid (流動体) となった色素は、

筆に絵の具を取りキャンバスに色を置いていくというイメージではなく、

色素を紙の上に雫のように落としたり、キャンバス上に垂らして

流し広げられます

 

卵と牛乳を入れたホットケーキミックスをホットプレートに流し込む

ようなイメージです。

 

流動体にすることによって、自然な液体の流れが表現されたり、

思いがけず面白い流れが生まれ、素晴らしい作品が

誕生したりするのです。

 

フルイド アーティストは世界中にいて、

今どんどん増えてきています。

世界中の人が魅了されているのは、それが自然界にある大理石や

濃淡のある青い海のような、誰もが美しいと感じるものを

表現しているからだと思います。

しかし、残念なことに日本ではまだフルイド アーティストを

名乗る人はほとんどいません。

 

日本語での情報が皆無で、

アーティストによってミックスさせる画材やレシピも違ってくる為、

何を揃えたらいいのかが分かりにくく、さらに

日本では材料も手に入りにくいのです (輸入品も手に入りますがとても高価です)。

 

現在私はロンドンに住んでいて、フルイド アートを独学、研究しています。

 

まだ始めたばかりなのでゆっくりですが、

日本でも フルイッド アートを始めたい方のために、自分が集めた情報をまとめるのと同時に

情報が必要な方たちにシェアできればと思い、ブログにしました。

 

そして Fluid Art を通して、地球や自然を愛しく思い、考えてくれたら一番幸せです。