Resin Art : 海の波模様ができない… 原因はこれかも?

 

レジンアートで海の波ような模様を描きたいという方が増えていますね。

レジンアートとしてはシンプルなマーブル模様に並んで、波の模様は最もスタンダードなレジンアートですね。

作品のデザインによっては雲のようにも見えてとても素敵です。

難しそうに見えるのですが、実は最も簡単な模様で、デザインや色の組み合わせや仕上がりでいかにその模様を美しく見せるかが技術とセンスの見せ所なんです。

しかし『波の模様が出ない』とか『模様が出た後に消えてしまう』というご相談もありました。

私の場合は、波模様を出したくない時にも勝手に大発生してしまうくらいなので、はっきりと原因は分かりかねるのですが、原因として考えられる点はいくつかあります。

 

まずは波模様が発生する仕組みを知ることが大事です。

私は独学なので、厳密に言うと間違った点もあるのかもしれませんが、ふわっとご説明させていただきますね。

私はレジンアートを始める前は知らなかったのですが、色には色ごとの重さがあるんです。

この色の重さの違い (比重) によって波模様が発生するのですが、色の中で最も軽い色が白色なんだそうです。

逆に黒などの濃い色は重くなると思います。

実は軽い色ほどレジンの波模様が発生しやすいです。

なので、波模様を作りたい時は白色顔料のみを加えたレジンを使うのが最も簡単なんです。

着色していない透明のレジンに白色顔料を混ぜたレジンを垂らすとすぐに波模様が発生します。

熱や火を近づけなくても自然と発生するはずです。

熱はあくまでも模様の発生をお手伝するものなんです。

ちなみに、今までに『シリコンオイルを入れますか?』という質問を数回お受けしたことがありますが、レジンアートにはシリコンオイルは使用しません。

私は入れたことがないのでどの様な反応が見られるか分かりませんが、あまり余計なものを加えると、レジンの硬化不良や硬化後のベタつきの原因になるかもしれません。

また、オイルはレジンの表面に浮きやすく、硬化後も完全に拭き取ることが難しいと思います。

 

では次にレジンに白色顔料で着色するときの注意点をお伝えしたいと思います。

レジンの量に対して顔料(ピグメント)を加えすぎると、レジンの硬化不良、硬化後のベタつきなどの問題が発生します。

そのため、波模様も発生しにくくなったり、発生後にすぐに消えてしまうなどの問題も起きる可能性がありますね。

適切な顔料(ピグメント)の量としてはレジンの量に対し10%以下です。

 

しかしここでご確認頂きたいのが、白色の発色具合です。

レジン量に対し顔料を10%加えたのに、まだ白色が薄くて半透明に見える……という場合はその白色顔料の発色が悪いということです。

安い顔料ですと、溶けにくくダマも出来やすく、発色が悪いかもしれません。

良い顔料でしたら、10%も加えれば十分に発色し、透明感のない白色になるはずです。

 

顔料ではなく絵の具などを使用される方も多いかと思います。

絵の具というのは顔料にその他のものが混ぜられて液状(ペースト状)になっているため、レジンに絵の具を10%加えても実際の顔料は10%以下ということになりますので、色は薄くなりますね。

また、レジンに絵の具を加えると粘り気が出る感じがします。

もしかしたらこの粘り気や混ざっているものが波模様の発生を邪魔しているかもしれません。

純粋な質の良い顔料を使うことがお勧めです。

私がいつも使用しているのは以下の顔料のチタニウムホワイトです。

チタニウムホワイトは不透明な白色です。

紙コップに顔料とほんの少しのレジンを入れてよく混ぜ合わせ、ダマが無くなったら少しずつレジンを加えるのがお勧めです。

(ちなみに私は他の色もホルベインを使用しています。

同じブランドでも色によって発色が違うため、当たりハズレがあります。

比較的、中間色は発色が悪いものが多いです。

黒色も同ブランドのものを使用していますが、とても発色が良く愛用しています。)

 

室温も関係ありますか?というご質問もいただいたのですが、私の場合は季節に関係なく換気をしっかりしながら作品制作を行うので、外気温に近いのですが、波模様のでき方に差を感じたことがありません。

しかし、もちろんレジンの使用には適切な気温がありますので、それを守って作業をされた方が良いと思います。

(使用するレジンによって推奨する気温は若干違いますが、だいたい20〜25度くらいが良いとされます。説明書をご確認ください。)

特に日本の夏は暑く湿気が多くてレジンの仕上がりが悪くなるので、模様の出方にも影響があるかもしれませんね。

日本では春や秋などの過ごしやすい季節が一番レジンが扱いやすいです。

私が使用しているレジンは以下のものです。

高価ですが、黄変しにくいNEO(右)の方が好きです。

 

 

少し脱線しますが、海が好きで海のアートをしたいという気持ちで作品を制作されると思うのですが、プラスチックのカップを使っては捨てるという環境を考えていない動画や写真が散見されます。

SNS等でも多くの方がレジンアートのために用意するものにプラスチックカップを挙げていますが、プラスチックカップは必要ありません

これを見ると本当に悲しい気持ちになります。

私も初めてのレジンアートでは、知らずにプラスチックカップじゃないといけないんだと思って使用したのですが、すぐにプラスチックカップは必要ないことに気づきました。

むしろ紙コップの方が丈夫なんです。

プラスチックカップは割れやすく、再利用しにくいです。

紙コップの方が柔軟性があり、破れたりはしません。

使用後の紙コップはレジンアート同様そのまま硬化させてください。

翌日には硬く丈夫になり、繰り返し使うことによって、どんどん厚く丈夫になります。

私は常に7色分くらいの紙コップを用意しています。

どれも1年以上使用していますが、まだ2年は使えそうです。

もちろんポプシカルスティック(混ぜるための木の棒)も何度でも再利用できるのでレジンを簡単に拭き取って硬化させてくださいね。

海や自然が好きなら、ぜひ紙コップを使用し、レジンを必要な分だけ計量してアートを楽しんでください。

 

脱線してしまいましたが、波模様についてもう一点ポイントをお伝えしたいと思います。

波模様は熱を近づけると更にたくさん発生します

しかし通常は熱を近づけなくても波模様は自然と発生するので、この熱はほんの少しで良いんです。

逆に熱を長時間近づけすぎると、せっかく出来た波模様が薄くなったり、消えたりしてしまいます

レジンは温めると温かいうちはとても柔らかくなります。

そして冷める時には常温で作業した場合に比べて、とても早く硬化します。

熱を当てている時間が長いと発生した模様までも柔らかくなって薄まったり消えたりしてしまいます。

熱を当ててから1、2秒の時差があって多くの模様が発生すると思います。

すこし熱を当てて様子を見る、またすこし熱を当てて様子を見るというふうに慎重に行ってください。

波模様が発生した瞬間からはできるだけ熱を近づけない、というイメージです。

 

 

そして最後に、透明レジンを垂らしてから白色レジンを垂らす時にアドバイスがあります。

レジンを垂らした時には普通、気泡がたくさん入っていますね。

そして多少の埃が入っているかと思います。

透明レジンを垂らして、キャンバス(ウッドパネルなど)上に広げたら、さっと熱を近づけて気泡を逃します。

そうすると気泡が抜け、よりレジンがクリアに見え、表面にある埃が見つけやすくなります。

その埃を爪楊枝などで綺麗に取り除いてください。

埃を取り除いてから白色レジンを垂らしてください

なぜ白色レジンを垂らす前に埃を取り除いた方がいいのか?後じゃダメ?と思われるかもしれませんね。

もちろん後でも埃の最終チェックは欠かせません。

ですが波模様を作った後に埃を取り除くと、波の模様に埃を取り除いた亀裂のような隙間ができてしまったり、白色が引きずられたような跡が残ってしまいます。

上の写真で矢印の方向に波に亀裂が入った痕が見えますね。

ですから波模様を作った後は、なるべくレジン作品の表面を触らなくても良いように前もって準備しておくことが作品のクオリティーを高めるポイントになります。

 

波模様の作り方は以上ですが、皆さん、換気は必ず忘れずに安全にレジンアートを楽しんでくださいね。

(レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

 

 

 

『アルコールインクアートを始めよう』2020年

2017年から2年半にわたって、新しい情報や商品を見つけてはご紹介させていただいてきたのですが、情報量が多くなったので、今回はアルコールインクアートを始めたい方の為に基本の画材情報をこの1ページにまとめてみたいと思います。

今までにご紹介したことがない画材も一緒にご紹介します。

 

これさえあればアルコールインクアートが始められるもの』1〜3

『是非用意していただきたいもの』と、『あると便利なもの』4〜7

『作品の表面を守る、そして飾るためにあると良いもの』8、9

の順でご紹介します。

そして最後に少しだけ

レジンコーティング

についてもお話したいと思います。

 

ちなみにアルコールインクアートとは、アルコールインクとアルコール液を混ぜ、アルコール液の揮発を利用して描くアートです。

揮発というと難しそうに聞こえますが、お子さんと一緒に始めることもできるほど気軽に、そして簡単に始めることができます。

 

 

これさえあればアルコールインクアートが始められるもの』

 

1: アルコールインク

海外ブランドで有名なブランドは以下の2つです。

Jaquard Piñata ジャカード ピニャータ

Ranger レンジャー   (Tim Holtz  ティム ホルツ)

どちらも発色が良いのですが、ピニャータは割とはっきりした明るいカラーが多い印象で、レンジャーは中間色や繊細なカラーが多く人気です。

初めてアルコールインクアートを始める方には、メタリックゴールドも入っている9色セットが人気です。

ちなみに現在のところ、日本ブランドのインクではメタリックカラーはありません。

そのためピニャータのメタリックが一番人気となっています。

 

特にアルコールインクアートで人気のメタリックカラーは黄色みのあるゴールドらしい RICH GOLD と、さらに RICH GOLD よりも暖かみのある BRASS というゴールドです。

特に BRASS はアルコールインクアートが流行り始めた頃には世界的にも売り切れが多く購入が難しい時期があったほど、アルコールインクアート界で最も人気のカラーと言えます。

私も BRASS はメタリックカラーの中で一番よく使うカラーです。

 

レンジャーにもメタリックカラーはあるのですが、ピニャータは大容量ボトルもあるため、そちらの方が人気があります。

(海外のインクはオンラインショップ上で価格の変動がとても大きいので、購入前に比較してくださいね。また、海外配送なので届くまでに時間がかかります。)

 

日本のアルコールインクメーカーとしては、

Copic  コピック

がほぼ独占状態で、世界的にも圧倒的な人気です。

人気の理由はそのカラーの豊富さがダントツで、コストパフォーマンスの良さも大きな理由です。(しかし2020年春のリニューアルよりインク容量が減るため、少し値上がりとなります。)

↑  インクアート向けにボトルがリニューアルされたコピックインク

(左) ピニャータ、(中)レンジャー、(右)旧コピックインク(バリオスインク)

2: アルコール液 + スポイトまたはニードル付き容器

アルコールインクアートに使用するアルコール液としておすすめのものはアルコール濃度が100%に近いものです。

日本で購入できるものですと、以下の2種類がおすすめです。

– 無水エタノール

– IPA(イソプロパノールアルコール)

 

IPAの特徴としては、99.9%という最高のアルコール濃度と、コストパフォーマンスの良さです。

IPAは無水エタノールの4〜5分の1程度の価格で購入できるので、思い切ってたくさん練習できますね。

IPAの方がアルコールインクアートをする時に描き心地が良いという方も多いです。

無水エタノールを使用していた方にとっては、IPAの方が匂いが強いという意見もあります。

個人的には、アルコールの匂いに慣れてしまっているからか、換気をしながら使用すればそんなに気になりません。

しかし、人によっては気分が悪くなる場合もありますし、小さなお子様がいる場所での長時間の使用はお勧めしません。

 

そしてアルコール液を使用する際に必要になるのが、スポイトやニードル付き容器です。

海外ではスポイトを使用するのが一般的ですが、私はニードル付き容器がアルコールインクアートに最適だと思います。

理由としてはニードルの方が、使うアルコール液を少量で出すことも出来、コントロールしやすいことと、キャップ付きなのでアルコールの揮発をほぼ完全に近いほど防ぐこともできるからです。

また、このニードル付き容器はインクを入れることにも適していて、ピニャータなどのメタリックインクも入れることができます。

ニードル付き容器は大抵が中国から販売・発送されるのですが、いくつかの販売者から購入して、その中でも私は上記の販売者が一番信頼できるので、リピートしています。

不良品がほぼ入っておらず、大体いつも蓋のシリコン部分は余分に入れてくれています。

 

3: ユポ紙

ユポ紙はフィルム法合成紙の事で、主にポリプロピレン樹脂でできているため、水に強く破れにくく、屋外用のポスターなどの印刷にも使用されています。

そのためアルコールインクアートには最適な紙です。

アルコールインクアート始める方におすすめで、日本で最も人気のあるユポ紙はこちらのA4(左)、A3(右)サイズのものです。

 

厚みがあるので、ヒートガン(記事下に記載)も使用できますよ。

 

そして、大きな紙に描きたい方にはユポ ロール紙がおすすめです。

現在日本で購入出来る最大サイズのものです。幅610mm/ 914mm/ 1118mm の3種類です。長さは30mです。

Alcohol Ink Art / Yupo (ユポ紙) とは・選び方

以上の3つがあればアルコールインクアートは誰でも始めることができます。

部屋の換気を忘れずに、髪の長い方はしっかりと髪をまとめて作業をしてくださいね。

またアルコールインク、アルコール液はともに火気厳禁となっております。

使用の際には充分に注意し自己責任で行ってください。

 

次はこれらに加えて、是非用意していただきたいものと、あると便利なものをご紹介します。

 

 

4: 防水性ビニールシート 

アルコールインクは油性マジックのインクと似ていて、テーブルや床につくと取りにくく、シミになってしまいます。

同様にアルコール液もフローリング等につくと白くなってしまいます。

防水性のビニールシートなどでお部屋を守ってください。

私は100円ショップに販売しているビニール製のテーブルクロスを愛用しています。

さらにインクを拭き取ったりするために、ビニールシートの上にキッチンペーパーを敷いている方も多いのですが、キッチンペーパーを大量消費しないために、私は大きいサイズの吸水クロスも使用しています。

ご興味のある方は以下の記事をご参考ください。https://marbleandwaves.com/2020/02/29/alcohol-ink-art-まだキッチンペーパー大量消費してる?/

 

5 : グローブ (手袋)

ビニールシートと同様に必要となるものは、グローブです。

アルコール液を直接触ると、皮膚が乾燥したり、肌荒れを起こしたり、アレルギーを引き起こす原因にもなるかもしれません。

一番のお勧めはゴム手袋で、手のサイズよりもワンサイズ小さめのものです。

アルコールインクアートでは描いている時に指先もよく使いますので、指とグローブの間に隙間があると作業がしにくくなってしまいます。

私はグローブを外した後にすぐにユポ紙を触れられるように、粉無しタイプのゴム手袋を愛用しています。

こちらのグローブは破れにくくて、ここ1年はずっとリピートしています。

日本人女性の手が大きな方でもSサイズでちょうど良いくらいです。

もちろんゴムのアレルギーや赤み、かゆみなどが出た方は、ビニール製のグローブなど、他のグローブをご使用ください。

6 : ヒートガン または ヘアドライヤー

アルコールインクとアルコール液をユポ紙の上で混ぜて、息をふぅ〜っと吹きかけて描くアルコールインクアートですが、ストローや、手動のブロワーなどを使う方も多いです。

そしてヒートガンがあると、通常よりも早くアルコール液を揮発させることができ、アルコールインクアートの表現の幅がさらに広がります。

  

 

私が使用しているのは左と真ん中の2台で、用途によって使い分けています。

比較的お手頃なヒートガンは海外製のものが多く、消費電力がとても高く、延長コードを使用するのが不安なものが多いです。

左のヒートガン (アストロ) は消費電力が1200wということと、コードの長さが2mと長めだったので購入しました。

温度もすぐに上がり、波のような美しい模様を描きやすいのですが、その温度でユポ紙が火傷しやすいという弱点もありますので、扱いに慣れるまでには少し時間がかかります。

 

真ん中のもの (Anesty) は温度調整ができ、温度がデジタル表示されるので、低温で使用したい時に活躍してくれます。

弱点としては、コードが1mしかないことと、消費電力が1500wと高いこと、そして音は左のヒートガンと比べるとうるさいと思います。

 

右の小型のヒートガン (ETEPON) はおそらく日本でアルコールインクアートに最も使用されているタイプだと思います。

値段がとても安く、小型で軽く、女性でも扱いやすいという点で人気がありますが、逆に壊れやすいというレビューが多く見られます。

そして、ご自宅にあるヘアドライヤーを使用している方もとても多いのですが、アルコールインクアートに向くドライヤーは、風力が弱いものです。

風が強すぎるとインクのコントロールはとても難しくなります。

 

7 : 筆

ヒートガン同様、あると表現の幅が広がるのが筆です。

アルコール液を筆先につけて、インクアートの上にちょんちょんとつけると、かわいい水玉模様が現れます。

線を描いてみたり、筆の形を変えていろいろと試してみると良いですね。

アルコール液を使用するため、筆が傷みやすいので、安いもので十分だと思います。

私は子供の頃から家に眠っていた細筆や、こちらの筆セットを使用しています。

ちょんちょんと描く時には先の細い筆、扇状の筆はアルコール液を含ませて指でしごいて雨のように粒を降らせたりと、使い分けています。

 

 

最後に、

『作品の表面を守る、そして飾るためにあると良いもの』

 

8: UVカットスプレー

仕上がったアルコールインクアート作品の表面を守る為にオススメなのが、UVカットスプレーです。

UVカットだけでなく、退色を防いだり、作品の表面が埃などで汚れるのを防いでくれる役割もあるそうです。

ちなみにレジンコーティングをされる場合にも、コーティング前にこのスプレーが必要になります。

スプレーしないと、レジンでインクが滲んで作品が台無しになってしまいます。

グロススプレー(左)とマットスプレー(右)がありますので、お好みの方をご使用ください。

個人的にはグロススプレーの方が、スプレー前のインクの質感と大きな差が出にくく、しかしテカテカしすぎないので気に入っています。

マットスプレーはユポ紙も含め全体が元々の質感より若干マットな質感に変わります。

しかしグロススプレーでも元々のインクの質感よりも若干ツヤが失われる感じがします。

少しでもインクのツヤを失いたくない、という方にはスプレー無しで以下の方法がお勧めです。

 

9: マット + UVカットフレーム

私が最もお勧めする仕上げ方法としては、作品表面をUVカットスプレーでコーティングしてから、以下のようなマットに貼り付けて、さらにUVカットフレームに入れる方法です。

ですが、インクのツヤを失くしたくない時にはスプレー無しでUVカットフレームに入れる場合もあります。

 

マットを使う利点

マットを使うのには作品を美しく見せてくれるだけではない、大きな理由があります。

それは、フレームと作品の間に隙間を作ることです。

マットは1.5〜2mmのものが一般的ですが、これによってできるわずかな空間が作品とフレームが接触するのを防いでくれます。

インクとフレームが接触していると、フレームへの色移りが起きたり、日本のように暑い夏にはインクが柔らかくなってくっつく可能性があります。

マットの幅が細くてフレームの枠に隠れてしまう場合でも、マットの使用をお勧めします。

私はマットは主に以下の3ショップで窓抜きのオーダーをしています。

どこのショップが安いというわけではなく、マットのサイズごとに価格が違うので、欲しいマットサイズの価格を3つのショップで比べてみると良いと思います。

(その際には1.5mmと2mmで価格が違いますのでご注意ください。)

マルニ額縁画材店 楽天市場店 

自社工房の額縁専門店ないとう
アートインテリア額縁のゆうびどう

 

UVカットフレームの利点

私の場合はUVカットスプレーはUV対策の気休めと作品の表面の保護程度に考えています。

そのため、大事な作品の場合はUVカットフレームの使用をお勧めしています。

スプレー無しでUVカットフレームだけを使用する場合もありますが、これはスプレーによって作品の質感を変えたくない場合です。

 

UVカットフレームには大体アクリル板が使用されているので、価格は普通のフレームより高価になります。

以下のショップではUVカットフレームを比較的多くのデザインとサイズで扱っているのでお勧めです。

さらにマットの窓抜きにも対応していますので、マットとUVカットフレームを一緒に購入したい場合に、こちらのショップ(マルニさん)は便利だと思います。

 私はこのショップで最近このUVカットフレームの70角サイズを購入しましたが、とても気に入っています。

 

すでにお気に入りのフレームがある方はUVカットアクリル板のみをオーダーすることもできるそうです。

 

 

レジンコーティング

 

作品をレジンコーティングするのも人気ですが、レジンコーティング作業自体にもリスクも伴いますし、レジンの経年劣化とUVカットが出来ない点を考えると、現在はレジンコーティングせずにフレームに入れるのが作品を長生きさせる一番の方法だと思います。

Alcohol Ink Art : レジンコーティングのリスク

とは言え、レジンコーティングした作品はインクに瑞々しさが戻ったようでとても美しいですね。

レジンコーティングをされる際には、リスクを理解し、最低でも1回は練習した上で、十分に換気を行いながら作業をなさってくださいね。

レジンコーティングの前には、UVカットスプレーでインクの表面を保護することを忘れないでください。

この一手間を忘れてしまうと、レジンでインクが滲んで作品が台無しになってしまいますよ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この1ページで必要なものがわかるようにまとめたのですが、ずいぶん長くなってしまいました。

繰り返しになりますが、みなさん、アルコールインクアートをされる際には、十分に換気をしてアートを楽しんでくださいね。

 

 

 

バリオスインク、コピックインクになってリニューアル

https://www.instagram.com/p/B8gTjIPH_Ml/?utm_source=ig_web_copy_link

 

もうご存知の方も多いと思いますが、コピック公式ページやSNSで、バリオスインクのリニューアル商品コピックインクの情報が公開されました

今まではコピックの『バリオスインク』でお馴染みでしたが、リニューアルして『コピックインク』と名称変更されました。

ボトルデザインが大きく変更されましたが、中身のインクについては変更は無いとのことです。

 

ボトルの口が小さくなった事は予想通りでしたが、新しいデザインを見て一番驚いたことは、クリアボトルになったことです。

 

さらにキャップに付いていたカラーマークの色味がインクの実際の色により近い色に変わったそうで、使いたい色を簡単に探せそうで嬉しいです。

この短期間で、こんなに細かいところまで改善したんだ、と驚きでした。

 

あとは実際に使ってみて、インクの出方や、キャップをせずにボトルを横に置いた時にインクが漏れ出ないかなどを確かめたいですね。

 

全体的なデザインも素敵になりました。

 

個人的にはオリジナルのデザインも大好きだったのですが、リニューアルしてアルコールインクアート向けに機能性が向上したと共に、日本の文具らしい可愛くて綺麗なデザインになったような印象を受けました。

 

 

ただ、一つだけとても残念だった点がありました。

 

値段は変わらず内容量が25mlから12mlと、半分以下になってしまった事です。

 

バリオスインクの強みと言えば、カラーバリエーションコストパフォーマンスだったので、こちらについては本当にショッキングでした。

海外製インクと同じくらいのお値段になるので、この発表をきっかけに、日本での海外製インクの需要も増えそうな予感がしています。

 

とは言え、インクのカラーバリエーションでは今も今後も世界一だと思いますし、今回は補充インクとしてだけではなくアルコールインクアートへの使い易さも配慮されたデザインとなっているので、更にコピックインクファンが増えそうですね。

(現在、358色あります。)

 

日本最大のアルコールインクメーカーであるコピックの公式HPにもアルコールインクアートという文字が現れ、今年はどれだけインクアートの流行が加速するのだろうと考えると、期待感と、もっと練習しなくちゃと焦りの気持ちが湧いてきます。

怠け者な私にとって良いモチベーションになります。

 

発売は2020年4月中旬予定との事ですが、今から待ちきれないですね!

( 追記 : コロナウィルスの影響による生産・流通の遅れにより発売は5月上旬に延期されました。)

こちらの、コピックさんの公式HPでも詳しい情報を見ることができますし、素敵なページになっているので、ぜひご覧ください。

コピックインク

Alcohol Ink Art : どうやって飾る?

(追記しました。)

この質問もよく頂く質問のひとつです。

アルコールインクアートはどうやって飾っていますか?

 

すみません…  実は私は今まで一度も自分のアルコールインクアート作品を

飾ったことないんです…。

いつか飾りたいなと思いながら、つい描く方ばかりに集中してしまいます。

 

なので今回は私が絵を販売する時に、お客様にお勧めしているアルコールインクアート作品の

飾り方をご紹介します。

 

定番ですが、

マット + フレーム

です。

 

私は紙とインクの段差だったり、乾いたインクの表面が好きです。

描いた時のインクの流れやインクの持つ質感が分かるので、特にコーティングせずに

フレームに入れるのが好きです。

窓の開いたマットに作品を貼り付けて、フレームに入れます。

マットがあると奥行きと高級感がでます。

 

また、マットがあればフレームとの間にわずかなスペースが空くので、

作品が直接フレームに接触する心配がありません

もし作品とフレームがぴったりとくっついていると、暑い日にはインクは若干

柔らくなりますので、フレームに色移りする可能性があります。

繊細なインクアート作品自体も守られるのでマットの使用がお勧めですよ。

 

上の画像で私が使用したマットは以下の商品です。

最近、すぐに飾れる状態で納品する機会があったので、このマットに作品をテープで

貼り付けてフレームに入れましたが、とても良い感じで感動しました。


様々なマットサイズに希望のサイズの窓を開けてくださいますよ。

 

そしてフレームですが、私のお勧めは

UVカットフレームです。

インクは紫外線によるダメージが大きく、変色・退色します。

せっかくの作品の色が変わってしまうと残念なので、フレームは表面がUVカットの

アクリル板のものが一番安心です。

UVカットフレームはそうでないものと比べると高価になりますが、

アクリル板は丈夫ですし、何度も別の作品に入れ替えて楽しむことができますね。

 

ちなみに作品にUVバニッシュを使うこともお勧めです。

紫外線だけでなく作品の表面を埃などから守ってくれます。

お勧めは以下のホルベインさんのものですが、マットタイプとグロスタイプがあり、どちらも吹きかける前と吹きかけた後の作品(インク表面) の質感を少し変えてしまいます。

雰囲気が少し変わってしまうので、使用前に試してみてくださいね。


他メーカーのお安いものも試しましたが、ホルベインの方が噴射される粒が細かいのか、仕上がりが美しくインク滲みもありません。

私も最近ヴァニッシュスプレーを使用していますが、作品によっては質感を変えたくなく、使用しない場合もあります。

個人的にはUVカットヴァニッシュの紫外線カットお効果は気休め程度に考えているので、バニッシュした場合もUVカットフレームはあった方が良いと思います。

 

 

以前の記事でレジンコーティングのリスクについて説明していますが、

レジンコーティングでは紫外線対策はできませんし、様々な問題が起きる可能性があります。

Alcohol Ink Art : レジンコーティングのリスク

アクリル板を1枚通すことによって、レジンとは違う艶感と、クラシックな美しさが

生まれます。

フレームに入った作品は本当に綺麗ですよ。

もしお気に入りの作品を安心して、長く綺麗に飾る方法をお探しであれば、是非

マット + UVカットフレーム

をお試しください♡

UVカットフレームはこちらのショップなどで取り扱いがあります。

 

また、こちらではUVカットのアクリル板だけでも注文できるようです。

お手持ちのフレームでも利用できて便利ですね。


 

Alcohol Ink Art : レジンコーティングのリスク

( 追記しました )

 

最近一番よく頂く質問が、

アルコールインクアートをレジンでピカピカにコーティングしたい。

インクが滲んでしまうのですが、どうしたらいいですか?

という質問です。

 

結論から言うと、私はアルコールインクアートのレジンコーティングをしていません。

理由はリスクが多く、作品の寿命も短くなるからです。

レジンコーティングは高級感と透明感が出てとても素敵なのですが、個人的には紙とインクの段差や、乾いたインクの質感も好きなので、今のところはコーティングする予定はありません。

 

まずはレジンコーティングのリスクを簡単にリストアップしてみます。

1 : レジンコーティング時にインクが滲んだりユポ紙が波打つ

インクとユポ紙は熱に弱いのでコーティング時にインクが滲んだり、ユポ紙が波打ってしまうのは仕方が無いと思います。

そのため、レジンの前にヴァニッシュを使用し、作品の表面に触らないように気をつけながら、ヒートガン/トーチの温度を控え目にしてコーティングしていただくしかないと思います。

 

2 : コーティング時/コーティング後に変色する可能性がある

これもヴァニッシュの使用によってある程度防ぐ事ができると思いますが、ヴァニッシュがユポ紙全面に確実についている必要があります。

ヴァニッシュは以下のホルベインさんのものがおすすめです。


マットタイプとグロスタイプがありますが、レジンコーティングされる場合はどちらでも良いと思います。

他メーカーのお安いものも試しましたが、ホルベインの方がインクが滲みにくく仕上がりが美しいです。

 

3 : 気温が高い日に、レジンの下でインクが滲む可能性がある 

 

4 : レジンはUVカット出来無いため、インクが退色/変色する

 

5 :  レジンは紫外線や時間の経過により黄変する性質があり、月日が経つとレジンが黄色っぽく見える

紫外線が黄変の大きな原因になりますから、なるべく紫外線に当たらないように気をつけることはできますね。

(もちろんコーティング前にバニッシュを使用していても、レジン自体はUVカットできません。)

経年劣化についてはどうすることも出来ないのですが、出来るだけ黄変しにくいレジンを選択した方が良いですね。

お値段は結構高くなりますが、私もこちらのNEOに移行しました。

レジンコーティングの前にはヴァニッシュも忘れずに使用してくださいね。

 

2018年には、日本でもアルコールインクアートやレジンアートが徐々に知られるようになってきました。

2019年になると、アルコールインクアートのレジンコーティングに関する質問をよく頂くようになりました。

 

私も2018年、今から約1年前にレジンコーティングをヴァニッシュ無しで試したことがあります。

私は実験として、要らないアルコールインク作品をレジンコーティングしましたが、結果としては上記のいくつかの項目については実感しました。

レジンコーティング時にもインクが滲んだことによる変色はありましたが、約1年ぶりにそれを見たら更に変色がありました。

特に鮮やかなブルーはピンクっぽくなっていて変色の度合いが大きかったです。

もしこの作品がお気に入りの1点だったら、とてもショックを受けると思います。

上の写真は

左:  (ユポ紙ではなく)キャンバスにアルコールインクで描いたもの、レジンコーティング前

右: ヴァニッシュ無しでレジンコーティングし、インクが滲んだものを、さらに直射日光のあたらない室内で一年間放置したもの

の比較です。

これは、レジンコーティングしている時にはすでに滲みと少しの変色があり、更に一年という時間の経過で変色が進行したかなり酷い例です。

ユポ紙上にヴァニッシュで仕上げをし、レジンコーティングに成功した場合ももしかしたら多少インクの変色が起きる可能性はありますね。

レジンコーティングには以上のような様々なリスクがあります。

しかし、もちろん必ずインクの色が滲むわけでは無いと思います。

海外製のレジンブランドのART RESINなどは、インクアートをレジンコーティングできると宣伝しています。

ですが、海外アーティストの間では、レジンブランドに関わらず、気温の上昇によってレジンの下でインクが滲むという声は随分前からよく挙がっています。

(気温が下がるとほとんど滲みがない元の状態まで戻ったと言う声もあります。)

私は海外製レジンは使用していないので、どれほどアルコールインク作品に対応しているのかは分かりません。

ですが、気温が高いとレジンコーティングしていないインクアートのインクの表面も少し柔らかくなりますし、滲みが出てもおかしくはありません。

結論として、もちろん練習すれば綺麗にコーティング出来るようになるけど、レジンコーティングした場合としない場合を比較すれば、コーティングしないほうが確実に作品の寿命が長いと考え、私はコーティングしていません。

最近では日本でもレジンコーティングしたインクアート作品を販売されている方も増えてきましたが、まだまだ新しいアートなので、まだコーティングして1年以上経過した作品がほとんど無いのだと思います。

もし作品の販売を検討されている方はせめて半年以上は様子を見て、問題がないことを確認してから販売を始めるか、滲んだら無料交換するなど、アフターケアができるように準備をしておく必要があると思います。

 

とはいえ、インクアートのレジンコーティングはとても綺麗なので、是非試したい!というお気持ちもよく分かります。

特に透明感が加わると、インクが乾く前のアーティストしか見られない瑞々しいインクに戻ったように見えて、ずっと見ていたいほど本当に美しいです。

初めてレジンコーティングに挑戦される方は、お気に入りの作品は決して使わず、まずは何度か試してからにしましょう。

 

最後に、レジンは安全面と健康面での危険の可能性もあります。

レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用を含むすべての作業は自己責任で行ってください。

また、レジンは有機溶剤であり、(長時間の使用による)健康への影響もあります。

必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。

レジンアレルギーにならないよう、グローブの着用も必須となります。

皆やっているから大丈夫だろうと軽視せず、皆さん自身の安全面と健康面には充分に注意して選択いただきますようお願い致します。

 

 

Alcohol Ink Art : どうやって飾る?

Alcohol Ink Art : 上手く描けない? IPAを使ってみて !

久しぶりにアルコールインクアートです。

最近よくInstagramで、ワークショップの問い合わせをいただくのですが、今のところ特にワークショップの予定はしていません。

ですが、アルコールインクアートは材料さえ揃えばあとはほぼ練習あるのみです。

自分で材料を揃えてしまえば、高額なお金を払ってワークショップに参加する意味はないと思っています。

(もちろんそのアーティストさんの大ファンだったり、特別なテクニックを持っている方に教えてもらうのは別だと思います。

ですがそれは、中級〜上級レベル向けのワークショップに限りますね。)

最初だからこそ、ワークショップの参加費を材料費に当ててたくさん練習していただきたいな、と思います。

ビギナーの方でもこれからご紹介する材料で練習し続けたらすぐに上達できますよ。

 

なので、今回は何がアルコールインクアートを難しくさせるのか、どうしたらより簡単にできるようになるのかをご紹介します。

 

大きな差を生むのはアルコール液です。

以前にアルコール液とエタノールの種類については下記の記事で詳しく説明しています。

アルコールインクアートにエタノールは使えるの?

この中でもご紹介させていただいた通り、アルコール濃度の高いものほど揮発性が高いため、描きやすくなります。

消毒用エタノールですとアルコール濃度が低いため、揮発性が低いですね。

揮発性が低いと、美しいラインが出にくく、滲んだようなもやもやした印象になりやすいです。

揮発性が高ければ、インクの流れたラインが綺麗に出てメリハリのある作品になります。

アルコール濃度が100%に近いほど描きやすいということです。

そこで、こちらのアルコール液がおすすめです。

イソプロピルアルコール (IPA)

 

アルコール濃度は99.9%です。

ロンドンに住んでいた時はイソプロピル(イソプロパノール)アルコールを使用していて、日本でも同様のものをずっと探していました。

最近これを見つけたのですが、無水エタノール以上のアルコール濃度エタノールよりずっと安く購入できます。

私は練習では安いエタノールを使用していたこともあったのですが、今は思い切りこのIPAを使って練習できます。

とても描きやすいですよ。

( ちなみに無水エタノールとはほとんどアルコール濃度は変わりませんので、使用感は変わらないと思います。

しかし無水エタノールはIPAの4〜5倍のお値段です。)

 

ここからは以前にご紹介した材料ばかりです。

私はアルコール液は必ずニードル付き容器に入れ替えて使用しています。

一度ニードル付き容器を使用するととても使いやすいので、もう欠かすことができません。

必要な量のアルコール液を垂らしたいところにピンポイントで垂らせます。

インクを入れ替える場合は10mlの小さいボトルで十分ですが、アルコール液はたくさん使用しますので、20ml以上の容器の方が入れ替える手間が減って良いと思います。

私は現在30mlを愛用しています。

50ml以上使う時は、大きな作品を描く時や、何度も直しながら描く時ですね。

 

私は合わせて以下のヒートガンも使用しています。

ヒートガンを使うことによって熱で一気に揮発させられるため、インクのラインが綺麗に出ます

しかしかなり高温になるので火傷にご注意ください。

ちなみに私はIPAを使うようになってからは、ヒートガンを使う回数は半分以下になりました。

ヒートガンを使わなくても美しいラインが出しやすくなったからです。

 

ヒートガンを使用する場合はこちらのユポ紙 (250GSM) がおすすめです。

現在のところ、日本で購入できるユポ紙でA4、A3サイズのものだと250GSMが最高だと思います。

( 日本ではA3以上の大きさで分厚いユポ紙はまだ売られていないようです。)

250GSM以下ですと、紙が薄すぎてヒートガンの熱に耐えられなくなってきます。

250GSMでも熱を近づけすぎると紙が曲がってしまうので注意が必要です。

もちろんヒートガンを使用しない場合はどんなユポ紙でも大丈夫ですよ!

 

これらが揃えばビギナーさんでも必ずインクの美しいラインが出せるようになります。

最初はインクのコントロールが難しいですが、あとは練習あるのみです。

私は今のこの材料に落ち着いてから、アルコールインクアートがより簡単に綺麗に描けるようになり、以前よりも楽しくなりました。

アルコールインクアートは見た目よりも難しく、なかなか上達できずにめげそうになる…という方も多いです。

私も長い間そう感じつつも様々な実験を繰り返して現在に至りました。

無水エタノールを使っていた人にとっては、IPAも描き心地は変わりませんが、コストを大幅カットすることができますので、IPAでたくさんアルコールインクに触れる時間を増やしてください。

皆さんにもよりレベルアップしやすい道具を使って、アルコールインクアートを楽しんでいただきたいです。

 

 

Resin Art/ レジンアート これ便利です

今回はレジンアートについてこれまでの記事では詳しく説明していなかった

これをやっておくと便利 !

という事を4つご紹介したいと思います。

 

 

1: パネルやキャンバスの裏はマスキングテープやビニールテープで覆う

画像ではクリアのテープを貼っているのでとても見にくく申し訳ないのですが、綺麗に外側の淵に沿って貼ります。

一般的にレジンアートに使われるレジンは硬化に24時間以上かかります。

そのため、硬化途中にもキャンバスから流れ落ちるレジン液がつららのようにそのままの形で硬化してしまいます。

完全に硬化した後にこのマスキングテープを剥がせば、このレジンのつららも綺麗に取れます。

ただしテープを剥がす際には、キャンバスのサイドのレジンまで割れたり浮いたりしないように、少しずつ丁寧に剥がしてくださいね。

個人的にはマスキングテープよりビニールテープの方が好きです。

マスキングテープはレジンを吸うからか、少し剥がしにくい気がします。

 

ちなみに使用しているパネルはウッドパネルで、キャンバスなど何も張りません。

キャンバスはレジンの重さで中央が弛んでしまったり、レジンが中央に流れてしまって角だけキャンバス地がむき出しになってしまう可能性もあります。

木製パネルには大体ラワンベニヤとシナベニヤの2種類が多く見られます。

私はアートは素人なので詳しくはわかりませんが、ワランベニヤは時間経過で茶色い灰汁が出てくる場合があり、シナベニヤはその点では心配がないという情報を見たので、基本的にはシナベニヤを使用しています。

単品で購入すると割高なので、私は10枚セットなどで購入することもあります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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2: ガストーチ (バーナー) はアルミホイルで包む

なぜそんなことをしているのかと言いますと、

まずレジンアートをしていると、手がレジンでベタベタになります。

このベタベタは本当にしつこくて、洗剤で手を洗っても落ちません。

もちろん手袋をつけて作業しているのですが、作業時間も限られているため、手袋を外したりつけたりしている余裕はあまりありません。

なので、私はガスバーナーを燃えにくいアルミホイルで包んでいます。

こうしておけばベタベタがついても、片付ける時にはアルミホイルを外してしまえば綺麗です。

もちろんガスバーナーについたレジンも放っておけば硬化するので、そのまま放置しておいても大丈夫ですよ。

(レジンは通常、火気厳禁とされています。自己責任で行ってください。

私は”有機溶剤用”ガスマスクを着用しています。

火を使わなくても、レジンを湯煎しておくと気泡が抜けやすくなります。)

 

3: 敷くのは新聞紙ではなくビニール性のシート

レジンアートを始めた頃はテーブルに新聞紙などを重ねいました。

ですが新聞紙は引火するととても危ないですし、ビニール性のシートを2枚重ねた方が便利だと最近気づきました。

ビニールについたレジンは硬化すると綺麗に剥がせるので、同じシートを繰り返し使えます。

私はシートが破れた時のために念のため2枚重ねています。

現在は新聞紙は作業部屋に置かないようにしています。

フロアを覆うのも引火しにくいベニヤ板を敷いています。

 

4: 高さ調節にポプシカルスティック

作業している時に、レジンがキャンバスの一方方向に流れてしまうことはよくあります。

キャンバスも平らに見えてもわずかに反りがあったりします。

そんな時は台 (画像では紙コップ) の下にポプシカルスティック

(アイスの棒のようなスティック)を差し込んで、高さ調整をしています。

 

今回はこれで以上です。

まだいくつかご紹介したいこともあるのですが、画像の用意ができ次第追加しますね。

 

レジンは通常、火気厳禁とされています。火を使わなくてもレジンアートはできますので自己責任で判断してください。

火を使う場合は消化器などを用意し、必ず十分に換気をしてください。

有機溶剤用ガスマスクとグローブを着用して作業してください。

 

(改めまして、レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

Resin Art / レジンアートを始めよう

 

まずは基本的なメディウムの作り方

正しくメディウムを作ることができれば、レジンアートは簡単です。

キャンバスの裏などレジンがついて欲しくない箇所には、あらかじめマスキングテープ

などを使って覆っておかれることをおすすめします。

材料や用意しておくと良いものについては下の記事をご覧ください。

Resin Art / レジンアートに必要なものは?

メディウムの作り方は言葉だけでは少し分かりにくいので、動画を作りました。

動画上では基本的なことをお伝えしています。

この動画で使用しているレジンは日清クリスタルレジン(上の商品)ですが、黄変しにくい日清クリスタルレジンNEO(下の商品)もお勧めです。

 

ピグメントについては、様々はものを使用できます。

動画で使用しているピグメントは、パウダーピグメント (粉末顔料) ですが、パウダーピグメントにも品質の良し悪しがあります。

良いものと悪いものを使ってみると違いがよく分かるのですが、良いものは少量でも色がしっかりとつきますし、ダマが残りにくいです。

悪いものはその逆で、たくさん入れても色がつきにくく、レジンの透明感が残りやすいです。

そして溶けにくくダマがたくさん残ります。

色がつきにくいと、ピグメントを多く入れてしまいがちなのですが、入れすぎるとレジンの硬化不良の原因になります。

完全硬化後もベタベタ感が残る場合などは、そのような原因が考えられます。

おすすめは、品質の良いパウダーピグメントか、ジェルピグメント(ジェル状の顔料)です。

 

さて、メディウムの準備ができたらキャンバスに注いでいきます。

YouTubeでレジンアートを見ていただいている方には想像しやすいと思いますが、キャンバス上にメディウムを流していきます。

 

キャンバス自体を動かしたり、スティックなどを使って模様を動かしていきます。

 

(途中と) 最後に、レジン液中に入っている気泡を追い出すために、トーチ (バーナー) やヒートガンなどの熱を近づけます。

近づけすぎたり、一点に熱を集中しすぎると、レジンの表面が焦げたり、表面だけが固くなって模様が動かせなくなったりしますので、火はなるべくキャンバスに対して斜めに、すばやく動かしてください。

熱を加えるとレジンの硬化も早まり、作業可能時間も短くなりますので、最初はある程度の模様ができてからトーチなどの使用をされる方が簡単だと思います。

レジンは通常、火気厳禁とされています。

火を使わなくてもレジンアートはできるので、自己責任で判断してください。

火を使わない場合、レジンを湯煎しておくと気泡が抜けやすくなります。

 

埃が入っていたら表面の硬化が始まる前に、爪楊枝などで取り除いておきましょう。

 

ある程度硬化が進んでしまったら、もうレジンの表面には決して触らず、

硬化時間 (レジンの種類によりますが、だいたい24時間以上) を待ってください。

 

もし触ってしまうと表面がえぐれてしまったりしますが、その場合はまた上から2層目のレジンを重ねることもできます。

その場合は、2層目を重ねる前に綺麗にレジンの表面を拭き取っておいてくださいね。

油分が残っている箇所にはレジンが定着しにくくなってしまいます。

 

 

繰り返しますが、レジンは火気厳禁とされています。自己責任で行ってください。

消化器などを用意し、必ず十分に換気をしてください。

健康のために、”有機溶剤用”ガスマスクとグローブを着用して作業してください。

グローブはぴったりとフィットして作業しやすいようにワンサイズ小さめがお勧めです。

私は手が大きいのですが、Sサイズを使用します。

ビニールは作業中にすぐ敗れてしまうので、ゴム製でパウダーフリーのものを使用しています。

上のダンロップのパウダーフリーゴム手袋は敗れたこともなく、この商品に出会ってからはずっと愛用しています。

これはホームセンターの方が安く買えるかもしれません。

 

(改めまして、レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

Resin Art / レジンアートに必要なものは?

 

Marble & Waves のブログでは、一番最初の記事でレジンアートについて触れましたが今回が初めての解説になります。

レジンアート自体は材料と道具さえあれば簡単にはできます。

 

< 必要な材料 >

 

1- エポキシ レジン

 

一般的には透明レジンに着色して使用します。

注意 :  UVレジンはUVライトで硬化させるレジンです。レジンアートには向きません。

注意 :  硬化時間を必ず確認して購入してください。作業可能時間と硬化時間は異なります。

(下でまた詳しく説明しますね。)

まずは、この2点に注意してレジンを選んでくださいね。

 

レジンアートに使用されるレジンはエポキシ レジンというものです。

UVライトで硬化させるUVレジンではなく、時間が経てば自然に硬化するレジンです。

 

レジンは必ず主剤と硬化剤という2本の容器が1セットになっています。

この主剤に硬化剤を加え、混ぜ合わせる (撹拌させる) と硬化が始まります

 

この主剤と硬化剤の混合比は、レジンによって違います。

主剤:硬化剤 = 1:1  または  2:1 のものが一般的です。

ちなみに現在私が使用している日新クリスタルレジンNEOの混合比は2:1で、作業可能時間が60分です。

 

作業可能時間というのは、レジンの成形に影響なく作業が可能な時間を指します。

なので、60分で硬化するわけではありません。

作業可能時間はあくまでも目安で、使用するレジンの量や厚み、着色した顔料、また気温や熱などに影響を受け短くも長くもなると思います。

熱が加わると若干早く硬化します。

 

硬化時間というのが、完全に硬化するまでにかかる時間のことです。

レジンアートに適したレジンでは基本的には硬化時間が24時間〜48時間とされるものが多いです。

日新クリスタルレジンは24〜36時間とされています。

 

海外にお住まいの方はアート レジンなどのアート用レジンが日本に比べると安く手に入ります。

使い方は全く同じですが、混合比が 1:1 のものが多いです。

ちなみに上の商品2つは、左が一般的によく使われているタイプのクリスタルレジン、右のクリスタルレジンNEOは左のものより黄変しにくい(黄色く変色しにくい)レジンです。

そのため、白や明るい色の作品なら右のNEOを強くお勧めします。

 

 

2 – ピグメント (顔料)

ピグメントにはたくさんの種類があります。

例えば、パウダーやジェルタイプの顔料や、アクリルインク、アクリル絵の具など様々なものが使用できます。

 

注意 :  ピグメントはレジンに対して10%以下のみ使用すること。

 

ピグメントが多すぎるとレジンの硬化不良や硬化後のレジンのベタつきなどの原因となります。

ですので、ピグメントは少量でも着色力があるものがおすすめです。

アクリル絵の具も使用可能ですが、量に気をつけてくださいね。

私の個人的な意見としてはアクリル絵の具の場合は純粋なピグメントではなく、絵の具として様々なものが加わっているので、純粋なピグメントと比較すると着色力は弱く、絵の具を多く加えすぎることによりレジンも硬化しにくくなる感じがするので、私はレジンアートには使用しません。

私は現在は主にパウダー顔料を使用していますが、良いジェル顔料が見つかればジェル顔料に移行したいです。

品質の悪いパウダーだとダマが残りやすいですし、綺麗に色が混ざるまでに時間がかかり、レジンアートの作業時間が減ってしまうからです。

 

 

3 – ガストーチ ( バーナー ) / ヒートガン

ガストーチなどの熱を使わずにレジンアートを綺麗に仕上げるのは至難の技です。

熱を加えることにより、レジンに混ざった気泡を簡単に取り除くことができます。

ガストーチでもヒートガンでもどちらでも大丈夫ですよ。

私は両方を使い分けています。

ガストーチは楽天で購入できます。

 

ガスバーナーは楽天で購入できます。

ヒートガンはこんなヘアドライヤーのような形をしたものが使いやすいです。

実際に私が使用しているタイプのものです。

 

 

もう少し安いヒートガンもあるのですが、その多くが1800Wです。

こちらは1200Wなので家庭の電源でも安心して使えそうだったので選びました。

ヒートガンの良い点は弱い熱風が出るので、その風でレジンを動かすことができ、表現の幅も広がります。

 

ですが、レジン自体は火気厳禁とされていますので自己責任でお願いします。

ガスマスクの着用もお勧めします。

火を使わなくてもレジンを湯煎しておくと気泡が抜けにくくなるそうです。

そして、火やヒートガンを使わない場合でもレジンを使用する時には必ず十分な換気が必要です。

 

4 – 計量カップ または 量り & スプーンなど

レジンは正確な軽量が必要です。

 混合比が正しくなければ、硬化不良などの原因になります。

計量カップや量りを使って正しく軽量する必要があります。

そのほかに、ピグメントとレジンを混ぜるための紙コップなどの容器が ( 使用する色の分 )必要になります。

また、レジンを混ぜ合わせるためのスプーンやポプシカルスティック( アイスの棒のような平らなウッドスティック ) などを数本 ( レジン液混合用 + 使用する色の分 )を用意します。

また、レジンに埃が入ってしまった時にすぐに取り除けるよう、爪楊枝なども用意しておくと便利です。

 

 

5 – パネル ( + レベル )

レジンアートをするパネル(キャンバス)が必要ですね。

初めての場合は小さなものをおすすめします。

ウッドパネルや、絵画用のキャンバスなど様々なものが使用できます。

ですが、表面が平らなものを選んでください。

私が使用しているパネルはウッドパネルで、キャンバスなど何も張りません。

キャンバスはレジンの重さで中央が弛んでしまったり、レジンが中央に流れてしまって角だけキャンバス地がむき出しになってしまう可能性もあります。

木製パネルには大体ラワンベニヤとシナベニヤの2種類が多く見られます。

私はアートは素人なので詳しくはわかりませんが、ワランベニヤは時間経過で茶色い灰汁が出てくる場合があり、シナベニヤはその点では心配がないという情報を見たので、基本的にはシナベニヤを使用しています。

単品で購入すると割高なので、私は10枚セットなどで購入することもあります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

木製パネル シナベニヤパネル S4(334×334mm)
価格:775円(税込、送料別) (2021/2/20時点)

楽天で購入

 

 

 

 

もちろん平らな場所で作業をしていただくのですが、できればレベル ( レベラー )を使って完全に平らかどうかをチェックするのが良いです。

レベルとはこんなものです。

大きい作品の時は長いレベルで数カ所で確認するのがおすすめです。

ちなみにスマホアプリでもレベルアプリがあります。

 

 

6 – 台

レジンアートをする時にはキャンバスを支える ( 乗せる ) 台が必要です。

レジンがキャンバスから流れ落ちた時に、キャンバスが作業台にくっついて硬化するのを防ぐためです。

台の高さは2cm以上あればキャンバスを持ち上げやすく、作業がしやすいと思います。

もちろんこの台も平らであることが大事ですね。

画像では使用した紙コップを台として再利用しています。

 

お盆のように周りに高さがあるものをキャンバスとする場合は、

レジンは流れ落ちないので、台は無くても大丈夫だと思います。

 

 

7 – 手袋

レジンでアレルギーを起こす人も多いそうです。

必ず手袋をして作業を行ってくださいね。

それにレジンは完全に硬化するまではかなりベタつきがあり、石鹸や洗剤を使って手を洗ってもなかなか綺麗に取れません。

なので髪の毛も結べる長さなら結んで、汚れても良い服装でしてくださいね。

服についてしまったらもう取れません。

 

 

8 – ビニールシートなど

レジンで床や机が汚れないようにビニールシートなどのなるべく防水性が高いもので覆ってください。

私はビニールシートを重ねることが多いです。

新聞紙の場合は、多量のレジンがこぼれると新聞紙数枚は簡単に染み込みこんでしまいます。

それに新聞紙は火を使う場合には引火しやすいです。

大事なカーペットやフローリングを汚さないために、大袈裟なくらいにしっかりとカバーしてもいいと思います。

 

以上、これらのものがあればレジンアートが始められます。

 

レジンは通常、火気厳禁とされています。

火を使わなくてもレジンアートはできますので、自己責任で判断してください。

消化器などを用意し、必ず十分に換気をしてください。

 

——————————————追記——————————————–

9 – 有機溶剤用ガスマスク

レジンは有機溶剤です。

火を使わない場合も、健康のために”有機溶剤用”ガスマスクの着用をお勧めします。

 

(改めまして、レジンは基本的に火気厳禁と記載されていますので、ガストーチやヒートガンなどの使用は自己責任で行ってください。レジンは有機溶剤であり、健康への影響もあります。必ず充分な換気をしながら、有機溶剤用のマスクを着用して作業を行ってください。)

COPiCバリオスインク レビューと他ブランド比較

やっと買えました、Copicのバリオスインク。

 

購入前にもCopicと他メーカーのアルコールインクの紹介をさせていただきましたが、

北米で大人気のCOPiC バリオスインク

今回は実際に使ってみて比較しました。

 

Copic バリオスインクの最大の魅力はカラーの豊富さです。

現在、350色以上あるそうです。

 

COPiCバリオスインクは他ブランドと比べたら価格が安いのも大きな魅力です。

 

バリオスインクは、Copicマーカーの補充用インクで、形状もペンのような見た目をしています。

嬉しいのは、キャップがそれぞれのカラーになっていて、さらに見やすくカラー名と

カラーナンバーが書いてあること。

海外ブランドはキャップではカラーがわからないので、ボトルを間違えて

しまうことも多いです。

 

実際に使ってみると、

注ぎ口の穴が大きく、インクがドボドボと出てきます。

インクが出すぎちゃうし、インクが垂れてボトルがベタベタになります。

使うたびに拭き取らないといけません。

他ブランドのアルコールインクのボトルと比較しました。

左から、COPiC、ジャカード ピニャータ、レンジャー

 

注ぎ口の穴の大きさが明らかに大きいですね。

私は注ぎ口が細くて穴の小さいレンジャーが好みなのですが、

COPiCはその十数倍はありそうです。

マーカーの補充用インクなので仕方ないですね。

大きな作品には向いていると思うのですが、小さな作品では

インクの量が調節しにくく、アルコールインク アート向けのボトルではなさそうです。

 

そんなCOPiCバリオスインクですが、

発色はすごく綺麗です。

発色に関してはどのブランドもとても良いのですが、

海外ブランドのアルコールインクは原色や、濃い色のカラーがほとんどです。

バリオスインクは他ブランドには無いカラーバリエーションが素敵です。

 

カラーそれぞれのネーミングも自然の中にある色を連想させるものになっていて、

それが実際のカラーにとてもよく表れていて感心しました。

あの花の色なんだなとか、あの葉の色なんだ、とか色選びの際にも

かなり参考になりました。

いろんな色を集めたくなります。

 

カラーに関して一つだけ残念なのは、現時点ではメタリックカラーが無い事です。

金に相当するカラーは、Y28 Lionet Gold だそうですが、メタリック感はありません。

これに関してもマーカーの補充用インクなので仕方ないですね。

いつか発売されることを期待しています。

では、COPiCバリオスインクのレビューは以上です。

参考になりましたら幸いです。

 

追記 2020年春、バリオスインクはコピックインクとしてボトルがリニューアルされ更に描きやすく生まれ変わりました。